ポルトに所属するFW中島翔哉のトレーニング欠席問題について代理人を務めるテオドロ・フォンセカ氏が口を開いた。『MAIS FUTEBOL』が伝えている。

 ポルトガルプリメイラ・リーガは3月からリーグ戦を中断。6月4日に再開日が設定され、クラブはトレーニングを再開していたが、中島は一度復帰したものの途中から欠席が続き、再開した試合でも招集されていない。

 中島の欠席については、家族の問題やボーナスの未払いなどさまざまな憶測が飛んでいたが、代理人の同氏は「繊細なケースだ」として次のようにコメントしている。

「最初はトレーニングを拒否していた。しかし今はトレーニングに復帰したいと言っているよ。でも、微妙なケースだね。復帰には必要な手続きがある。グループ、技術チームなどが受け入れるためのね」

ポルトとセルジオ・コンセイソン(監督)の立場に同意している。中島は娘が生まれたばかりで、家族のサポートをしなければならなかった。これはクラブや我々がサポートしなければいけない。しかし、新型コロナウイルスの問題のせいで、彼の元にいた料理人や通訳、先生、スタッフが全員帰国してしまい、特に療養が必要な妻とふたりきりになってしまった。私も彼をサポートしていたが、彼もクラブや仲間の方も見なければいけない。クラブは選手と契約しているが。彼の家族とまでは契約を結んでいない。そのことを皆が理解する必要がある」

「中島はテストとグループの受け入れ態勢が整うのを待つしかない。仕事とプライベートの両立は難しい。しかし、日本の文化も理解しなければならない。彼は財政面を優先していないよ。彼は、アル・ドゥハイルで受け取っていた給料が半分になってもポルト移籍を選んだほどだからね」

中島の欠席の理由が遂に語られた [写真]=Getty Images