初めての出産、初めての育児をする中で、自分の身体に思いもよらない悩みが次々と出てくるのは、多くのママが経験することでもあります。

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でもその中には、長期にわたってママを悩ます苦痛もありますよね。

そこで今回は、赤ちゃん育児中に起きたさまざまな身体の苦痛に対し、どう乗り切ったのか。

アラフォーにて初産を経験、0歳児育児中のママ美容師・高倉里美さんにお話を伺いました。

肩こり・腰痛解消愛用品

職業柄、肩こりと腰痛には常に悩まされていたので『ロイヒツボ膏』を愛用していたのですが、育児中の今も大変お世話になっています。

1枚タイプの湿布とは違った形で、凝っている部分にアプローチしてくれる貼り薬なのですが、丸い形なので、身体のどこに貼っても剥がれにくくフィットするんです。

特に大判タイプは腰に貼るとガツンと効いてくれて、片手で手軽に腫れるのも便利なんですよ。

「なんか腰が重たいな」「ギシギシいうな」という時に、ツボを刺激したいときなどにも貼っています。

そうすると、ひどくなる前に肩や腰が楽になるので手放せません。

数ある抱っこ紐から選び抜いた逸品は?

抱っこ紐に関しては、とにかく腰の負担、肩への負担を減らしたくて、試したものは数知れず。

実際買ったものは5種類なのですが、一番腰に負担なく抱っこできたのはそのうちの2種。

長時間の抱っこには『エルゴ』。家事の途中やベビーカーのお供には『ポルバン アドバンス』の2種使いをすることで、腰、肩への負担が随分少なくなりました。

腰痛には、さらに愛用の一撃を

私の場合、腰痛が酷くなるとぎっくり腰になってしまうのですが、そんな時は『足裏にある腰のツボ』をグリグリすると、2〜3日で腰が回復してくるのでおすすめです。

使うのは『マッサージ棒』。これはダイソーなど100均ショップで購入できるのでコストパフォーマンス最高です。

バックに入るサイズで、どこでもツボ押しができます。

ポイントは、腰のツボを容赦なくグイグイッと押すことです。ぜひやってみてください。

抱っこや家事の負担はここにも…

腱鞘炎解消愛用品

私は産後、育児がスタートしてすぐ腱鞘炎になりました。

仕事では1度も腱鞘炎になったことがないのですが、育児ではなるとは思いもよらず、身体に凄く負担がかかっていることを痛感。

時間が経つごとに、手をつくだけで変な痛みが走るようになるほど酷くなったのです。

そこで、使い始めたのが『ザムスト(ZAMST) 手首 サポーター』。

テーピングだと毎回やらなければいけないので、テーピングに近いサポーターはないかな?と探したところ、このサポーターと出会いました。

痛みや違和感がある時は、これで固定しています。

このサポーターは右手、左手にも使えますし、親指側が腱鞘炎になっても、小指側が腱鞘炎になっても対応できて、さっとつけられる手軽さもおすすめです。

肩こり解消ストレッチ

最後に、サポーターをつけたままでもできる、肩こり解消のストレッチをご紹介したいと思います。

育児って、常に前屈みなので、肩甲骨周りの血行が悪くなることから、このストレッチをして肩こりや首こりを解消するようにしています。

使うものは長めの紐だけです。

  1. 背中側で、紐がまっすぐになるように、両手で持ちます。
  2. 右手で紐を上に引き上げます。この時、無理に引き上げるのではなく、左手や左側の肩甲骨の様子を見ながら、ゆっくりと引き上げてください。
  3. 上下の手を入れ替えて、同様の動きを行います。

いずれの動きも、紐が真っ直ぐになっていることに注意し、身体がねじ曲がったり、腰を反らしたりせず、真っ直ぐにやることで、肩甲骨周りをほぐすことができます。

また、このストレッチは、手をあげることで左右差が分かり易く、こっている方の肩があがりにくいため、自分の身体の状態を目に見えて実感できるところもおすすめです。

以上の他にも、高倉さんは身体の歪みによる肩こりや腰痛を招かないよう、脚を組まないようにしたり、日常生活の中で酷くならないための対策も意識しているそうですよ。

同じように悩んでいるママ。ぜひ参考にしてくださいね。

【取材協力】高倉里美さん
年間3,600名の髪を結う、ヘアセットのプロフェッショナル美容師
ヘアメイクアーティストとして、ブライダル、舞台、講師としても活躍中。