ジャニーズ事務所に所属し2003年から「NEWS」のメンバーとして活動していた手越祐也(32)が6月19日に同事務所を退所、23日に記者会見を開いた。日本テレビ系情報番組『スッキリ』でも記者会見のもようが取り上げられたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛が呼びかけられるなか、2度にわたり酒をともなう会食に出席していたことについて会見での手越の説明に疑問を呈する声が少なくない。

5月26日からの芸能活動自粛中、6月19日にジャニーズ事務所を退所した手越祐也。活動自粛の引き金となったコロナ禍での外出や飲食について手越は会見で、事務所のチーフマネージャーには報告していたと明かした。そして医療従事者と会食した際には「今後のビジョンについて」対面して話すことになり、「女性を1人連れて行くので、手越さんも誰か連れてきてくださいますか」と依頼されたそうだ。そこで手越は「ステイホーム期間にしっかり家にいた人たち、ある意味コロナウイルスをうつされても面倒くさいので、ちゃんと家にいたと確認した中の女性を僕も『食事の場で堅い話になるけどいいかな』と俺がお世話になっている先生も来るからということでメールをして来てもらった」と説明した。

これに『スッキリ』MCの加藤浩次は「事務所を退所して違うことをやるというのは僕は全然歓迎したいし、本当に頑張ってもらいたい」と前置きした上で、「緊急事態宣言のなか情報交換だったらリモートでできたでしょ」と疑問を呈した。「なんで銀座の和食屋さん行って個室入って、向こうの方が女の子連れて行くから『僕も連れて行きます』って。女の子はずっと家にいてコロナウイルスの感染確率の無い方。『うつされても面倒くさいんで』っていう言い方をしていた。それ、違うって、手越くん!」と手越に呼びかけた。「己が(ウイルスを)持っている可能性もあるからな。己が彼女たちにうつす可能性もあるからな」と指摘し、「金策で困っている方、でも家にいた方もいる。緊急事態宣言が出ていることで『人にうつしちゃいけない』という気持ちで家にいた方もいるわけ。そういう人の気持ちをちょっとでも汲んで欲しかったな」と残念がった。

これにネット上でも「外出したいのは皆同じだしそこに理由はあるよ。でもまともな人は皆我慢してた」「何か外出の正当化に必死だな」「手越さんが緊急事態宣言下で外出した件は擁護できない。自分の外出を正当化したいだけにしか聞こえなかった」「ボランティアを考えてる人が、外出の自粛もできないようではダメなんじゃないの?」「話せば話すほど、ステイホーム中の外出の件をはじめ、根本的にちょっとズレてるんじゃないのかなって感じた」「目を見て話すのは大事だけど、このコロナ禍で、ジャニーズという看板を背負う身なら、リモートを利用するとか、会わなくても出来るやり方があったんじゃないのかな?」など厳しい声が目立つ。

また安倍昭恵氏を交えた会食についても手越は未来のビジョンを語っており、たまたまレストランの庭で桜が綺麗だったため撮影しただけで「花見」ではないと説明していたが、これについても「そんな事聞いてるんじゃないっての。桜を見る会がどうこうじゃなくて、その時期にその人数で集まるか?って言う事でしょ」という声もあった。

手越はこの外食を自分にとっては今後の活動に必要なもので「不要不急ではない」と主張していたが、同番組水曜コメンテーター松田丈志氏も「コロナ禍の中で打ち合わせや情報交換はオンラインでもできたのでは」と指摘し、さらに「今、やめなきゃいけないという時間的なリミットはなかったのではと矛盾を感じる。4部作を完結まで走り切ってからでも手越さんのやりたかったことはできたのでは?」と手越がNEWSを辞めたタイミングも疑問視した。この点については、芸能レポーターの駒井千佳子氏も2017年からNEWSが開催してきたライブツアー4部作がまだ完結してないことに触れ、「ちょっと先かもしれないけど、完成させる可能性はあった。そこを待てなかったかな。待ってほしかったな」とファンの気持ちに寄り添った。

「初心を忘れず新しいSTARTで頑張ってください」「手越くん、見守ってます。頑張って下さい!」「手越くん 頑張ってね 自分を大切に」という激励ツイートも手越祐也のツイッターには寄せられている。今後ファンを納得させられる活動を手越が見せられるか、ファンは期待している。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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