Twitterでは、他国と日本の性犯罪被害件数を比較し「日本は性犯罪が少ない」という声がいくつか投稿され議論を呼んでいます。

法務省の調査によると、2016年の強姦件数は989件、強制わいせつ件数は6188件でした。 しかし、これはあくまで警察に届け出があった件数です。

法務省では、『警察が認知していない犯罪のうち、どのような犯罪がどれくらい発生しているのか』などを具体的に調査しています。

この調査によれば、性的事件の被害にあったものの、警察に届け出なかった人は、全体の74.1%なのだとか。

多くの性的被害者が、被害にあったことを通報できていません。

性的被害の相談「恥ずかしい」「面倒なやつと思われそう」

なぜ、日本では性的被害にあった人のうち、7割もの人が警察に被害届を出せていないのでしょうか。

イラストレーターのよねはらうさこ@yoneharausako)さんは、「日本は性犯罪が少ない」という言葉に対し疑問を持ち、自身の経験を振り返りました。

痴漢の被害にあっても、警察だけでなく、友人や家族に相談することができない人も多いでしょう。

被害にあった人の中には、周囲に相談すると「そういう服装をしているから」「夜道を歩くから」など、逆に責められたという声もありました。

ネットの声】

・痴漢にあった時、警察と家族に「たかがそんなことで?」「服装がいけなかったんじゃない?」などといわれました。さらに傷付きました。

・私も被害にあった時、誰にもいえなかったし、今もいいにくいです。恥ずかしいし、自分は「面倒なやつ」と思われそうと考えてしまうから…。

・私は男ですが、満員電車スラックスの上からお尻を触られました。気持ち悪さに、全身に鳥肌が立ちました。そして、とっさに声を出せないことも分かりました。男でも怖いと思ったのに女性や子供なら、なおさら怖いと思う。

「周囲が助けてくれるかどうか分からない」、「相談すること自体が怖い、恥ずかしい」と、被害にあっても相談すること自体に不安を感じてしまうことが、性犯罪の被害にあっても声を上げられない大きな原因なのかもしれません。

改めて、一人ひとりが「痴漢は犯罪であり、許されない行為」という意識を持ち、犯罪を看過しない社会にすることが大事なのではないでしょうか。

 

[文・構成/grape編集部]

出典
@yoneharausako法務省