ドニー・イェンが詠春拳の達人を演じる“イップ・マン”シリーズの最新作にして完結版となる映画『イップ・マン 完結』より、イップ・マンのまな弟子ブルース・リーヌンチャクアクションシーンを捉えた本編映像が解禁された。

【写真】『ドラゴンへの道』のブルース・リー

 ブルース・リーがその生涯で唯一師匠と呼んだ詠春拳の達人イップ・マン。“イップ・マン”シリーズは、激動の時代に誇りを貫いた彼の半生を10年以上にわたり描き、アジアで驚異的なヒットとなった。その集大成となる本作の舞台は米国。教え子ブルース・リーと再会したイップ・マンが、残される息子への思いを胸に、異郷に生きる人々、そして自らの武術家としての誇りを守るため、最期の闘いに臨む。

 解禁された本編映像は、チャン・クォックワン演じるブルース・リーがシリーズで初めてアクションシーンを披露し、見事なヌンチャクさばきで敵を圧倒する様子を収めたもの。

 前作『イップ・マン 継承』では、イップ・マンが最愛の妻とダンスをするためのコーチとして登場したまな弟子のブルース・リー。本作では、久しぶりに師匠イップ・マンと再会したダイナーで、不当な言いがかりをつける米国人に一人立ち向かう。

 ブルース・リーを演じるチャン・クォックワンは、『少林サッカー』(チャウ・シンチー監督)でブルース・リーにそっくりなゴールキーパー役を演じ話題となった。今回満を持して見事なヌンチャクアクションを披露。路地裏でのその激闘シーンは、ブルース・リーの生誕80周年の今年、傑作4作品が鮮やかによみがえる「ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020」(7月3日より公開)で上映される『ドラゴンへの道』をほうふつとさせる。

 「ブルース・リーとイップ・マンが中国カンフーの世界に与えた影響を表現したかった」と語るウィルソン・イップ監督は、完結となる本作で、師匠イップ・マンとまな弟子ブルース・リーの師弟関係を中心に物語を紡いだ。幼い頃からブルース・リーを敬愛するドニー・イェンと共に作り上げたイップ・マン最後の闘いに注目だ。

 映画『イップ・マン 完結』は7月3日より全国順次公開。

映画『イップ・マン 完結』でブルース・リー役を演じるチャン・クォックワン (C)Mandarin Motion Pictures Limited, All rights reserved.