日本社宅サービス(8945)は、2021年6月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2020年6月24日11時30分に発表した。これにより、日本社宅サービス配当利回り(予想)は2.72%となり「連続増配期間」は"3期"から"4期"に更新される見通しとなった。

 日本社宅サービスが発表した2021年6月期の配当予想によると、2021年6月期の予想配当は中間配当(12月)が「15円」、期末配当(6月)が「15円」、合計の年間配当額は「1株あたり30円」となっている。

 日本社宅サービス2020年6月期の配当予想は「1株あたり28円」なので、前期比で「2円」の増配となる。今回の増配発表によって、日本社宅サービスの配当利回り(予想)は2.72%となった。なお、2020年6月期の配当予想についても、前回予想の「1株あたり26円」から「1株あたり28円」に増配されている。
【※関連記事はこちら!】
「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!

 2021年6月期の配当予想を「増配」とした理由は、日本社宅サービスによると「新型コロナウイルス感染症拡大による影響が見込まれるものの、社宅管理事務代行事業および施設総合管理事業におけるストックが堅調に推移するものと予想されるため」とのこと。

 なお、日本社宅サービスは、「安定的かつ継続的な配当を行う」という基本方針のもと、2020年6月期からは「連結当期純利益に対する配当性向の基準を40%以上」としたうえで、「DOE(連結株主資本配当率)4%以上を目標」としている。

日本社宅サービスの過去10期の配当の推移は?

■日本社宅サービス(8945)の過去10期の配当の推移
年間配当額 年間配当額
2012/6 8.5円 2017/6 15.5
2013/6 9.5円 2018/6 18円
2014/6 10円 2019/6 22円
2015/6 12.5円 2020/6 28円
(予想)
2016/6 17円 2021/6 30円
(予想)

 日本社宅サービス2018年6月期から連続増配を継続している。そのため、2020年6月期および2021年6月期の配当が予想通りに実施されれば、”4期連続増配”を達成することになる
【※関連記事はこちら!】
⇒「連続増配株ランキングベスト20![2020年最新版]30期連続増配の「花王」、18期連続増配で利回り3.7%と高水準の「KDDI」など、おすすめの増配銘柄を紹介!

 また、日本社宅サービスの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2017年6月期から2021年6月期までの4年間で、日本社宅サービスの年間配当額は「1株あたり15.5円」から「1株あたり30円」まで、1.9倍に増加している。
【※関連記事はこちら!】
⇒「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、「増配傾向にある株」を選んで投資をし続けること!実現間近の「配当でモトを取る」途中経過も大公開!

 配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、日本社宅サービスの株価は2017年6月の終値734円から本日(2020年6月24日)の終値1100円まで、1.49倍に上昇している。なお、日本社宅サービスの株価は「コロナショック」で一時的に下落したものの、2020年6月15日には年初来高値である1165円を記録している。

■日本社宅サービス(8945)の株価チャート/月足・5年

日本社宅サービスの配当利回り、配当+株主優待利回りは?

 日本社宅サービス2020年6月24日時点の株価(終値)は1100円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※日本社宅サービスの配当利回り】
株価:1100円
年間配当額:中間15円+期末15円=30円
配当利回り=30円÷1100円×1002.72%

 日本社宅サービスの配当利回りは2.72%2020年5月の東証1部の平均利回りは2.14%(配当実施企業のみ)なので、日本社宅サービスの配当利回りは「やや高め」と言える。

 また、日本社宅サービスは保有株式数と継続保有期間に応じて「QUOカード」がもらえる株主優待を実施している。なお、日本社宅サービス株主優待2019年11月に新設が発表され、2020年6月3日には配布基準の変更が発表されている。
【※関連記事はこちら!】
⇒日本社宅サービス、「QUOカード」の株主優待を変更!「100株以上で一律1000円分」に加え、2021年6月期以降は「200株以上は2000円分」の優待区分を新設へ

2020年6月末の日本社宅サービス株主優待
基準日 保有株式数 継続保有期間 株主優待内容
2020年6月末 100以上 半年以上 QUOカード1000円
2021年6月末からの日本社宅サービス株主優待
基準日 保有株式数 継続保有期間 株主優待内容
6月末 100以上 1年以上 QUOカード1000円
200株以上 1年以上 QUOカード2000円

 日本社宅サービス2020年6月24日時点の株価(終値)は1100円、配当利回りは2.72%なので「配当+株主優待利回り」を計算すると、以下のようになる。

【※日本社宅サービスの配当+株主優待利回り(100株・1年以上継続保有)】
投資金額:100株×1100円=11万円
優待品(QUOカード):1000円
株主優待利回り=1000円÷11万円×100=0.90%
配当+株主優待利回り=2.72%+0.90%=3.63%

【※日本社宅サービスの配当+株主優待利回り(200株・1年以上継続保有)】
投資金額:200株×1100円=22万円
優待品(QUOカード):2000円
株主優待利回り=2000円÷22万円×100=0.90%
配当+株主優待利回り=2.72%+0.90%=3.63%

 日本社宅サービスの「配当+株主優待利回り」は、100株または200株を1年以上継続保有した場合で3.63%それなりの利回りであるうえ、優待品は個人投資家に人気の「QUOカード」となっている。2021年6月期には”4期連続増配”を達成する見通しでもあるので、今回の増配を機に長期保有を検討する価値は十分にあると言えるだろう。
【※関連記事はこちら!】
株主優待+配当利回りが“10%超”の「高利回り銘柄」を紹介!優待名人・桐谷さんや優待ブロガーの“おすすめ優待株”で作成した「高利回りランキングベスト3!

 なお、基準日が2020年6月末の株主優待をもらうには半年以上の継続保有が必要なため、今から権利付き最終日(2020年6月26日)までに株式を保有したとしても株主優待はもらえない、という点には注意しておきたい。

 日本社宅サービスは、社宅アウトソーシング専門会社。受託管理件数は業界シェアNo.1を誇る。企業の管理部門向けBPOビジネスプロセスアウトソーシングサービスを多数展開している。2020年6月期(通期)の連結業績予想は、売上高2.0%増、営業利益13.4%減、経常利益13.0%減、親会社株主に帰属する当期純利益22.1%減と軟調(すべて前期比)。
【※関連記事はこちら!】
⇒配当が減らない“隠れ増配株”ランキング上位20銘柄を紹介!減配をせずに、配当を維持・増配し続けている「非減配」期間が長い優良な安定配当株ランキング

日本社宅サービス
業種 コード 市場 年間配当額(予想)
不動産業 8945 東証1部 30円
株価(終値) 単元株数 最低投資金額 配当利回り(予想)
1100円 100 11万円 2.72%
※株価などのデータ2020年6月24日時点。最新のデータは上のボタンクリックして確認してください。