Image: Panasonic

こうきたかァ!

Panasonicから、Vlogger向けの新しいミラーレスカメラLUMIX G100」が発表されました。動画に強いGシリーズ初の3桁機であり、ZV-1以降再注目されつつあるVlogger向けのカメラです。YouTubeInstagramにてライブ発表されました。

本格さを忘れないライトさ

センサーマイクロフォーサーズ、20.3MPのLive MOSセンサーエンジンVenus Engineクロップ有りの4K30p、4K24p、FHD 60pまで記録可能で、動画撮影時は光学手ブレと電子手ブレを組み合わせた5軸ハイブリッド手振れ補正が有効(4K時は4軸)。ポップアップフラッシュを内蔵、V-Log Lにも対応しています。

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背面液晶は184ドットフリーアングルタッチ式で、368万ドットのEVFも搭載。撮影アスペクト比16:94:3、1:1、4:5、5:4、9:16と豊富に設定可能で、「フレームマーカー」機能により簡単に構図が確認できます。Instagram向けの動画などは1:1でバシっと撮りたいところ。

重さはボディのみで303g、キットレンズLUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH」とバッテリー込みで412g、グリップ式三脚「DMW-SHGR1」込みだと514g。小型がウリのマイクロフォーサーズレンズですから、レンズを変えても重さは許容範囲内でしょう。

業界初、空間オーディオ録音可能なカメラ

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「G100」の特徴のひとつが、NokiaのOZO Audioを採用した3D立体音響録音。発表会の映像を見ても、カメラを外に向けて話しているときと自分に向けて話しているときで、声の聞こえ方が違います。話者がカメラに対してどの位置にいるのかを正確に録音することで、映像にも臨場感が出ますね。

マイク端子はありますが、ヘッドフォン端子は無し。多くのVlogingシーンでは内蔵マイクで十分ということかもしれませんね。フサフサ風防をデフォルト装備の「ZV-1」とは違うところ。

スマホ送信もWebカム化も簡単に

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大きなグリップやEVFの存在は、かなりクラシックカメラみ。でも、Fn4ボタンにはスマートフォンへのデータ一発送信機能が印字されているなど、現代カメラらしい仕様も忘れていません。20.3MPの大きなセンサーで撮影したスチルは、ボタンひとつでスマホに送信。

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最近何かと入り用なミラーレス一眼Webカメラ化にもしっかり対応。別途HDMIビデオキャプチャーデバイスを組み合わせれば、ミラーレスクオリティの映像でリモート会話できますよ。カメラ自体をマイクにすれば、3D立体音響も活かせるそうで。

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専用の三脚グリップ「DMW-SHGR1」は、Webカム時のスタンドにも普段のVloggingにも活躍。USBで「G100」と接続し、リモートシャッターや録画ボタンが使えます。「DMW-SHGR1」は既存のGシリーズとも互換があるので、何かと可能性が広がりそう。

一番始めやすい、動画のためのミラーレス

発売日は2020年7月下旬、価格はレンズグリップを含むキットが799ドル(約8万5000円レンズキットが749ドル(約8万円)。え、安くない? 「ZV-1」と比較するのもアンフェアだけど、今からミラーレスで動画を始めてみたいという人にはかなりライト選択肢。Vlogしないでコンパクトな動画強めミラーレスにしても良いじゃないの。

そもそも「ZV-1」は高級コンデジのRX3桁をベースにVlogger向け機能を追加しているのに対して、「G100」はミラーレス一眼ベースになっています。同じVlogger向けカメラでも設計思想はわりと違うので、比較する時はそこを踏まえたい。でも、その違いこそ選びがいがある部分でもある。

もっと単純に、色味も違いますしね。発表会を見る限り、「G100」の色味はソフトで柔らかい印象でした。コントラストが残ってるから後で加工もしやすいんじゃないかな。今の時期はマイクロフォーサーズへの不安も否めないところですが、軽量かつ本格的なシステムというメリットは揺るがじ。やっぱ動画との相性は良いですよ。

Gシリーズの末っ子、「G100」。ミラーレスカメラがこういう方向に進化していくのは、ちょっと興味深いですね。カメラを買う意味をスマホ文化に乗っけてくる。それでもEVFは諦めないという硬派さ、僕好きだな。

Source: Panasonic, YouTube, Digital Photography Review