マンチェスター・Uのオーレ・グンナー・スールシャール監督が、同クラブの補強について言及した。27日付けでイギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 現在プレミアリーグで5位につけるマンチェスター・Uは、この1年間でDFハリー・マグワイアやDFアーロン・ワン・ビッサカ、FWダニエル・ジェームズ、MFブルーノ・フェルナンデスらを獲得。いずれの選手もチームの主力として活躍を見せており、同クラブが今夏に敢行する補強にも注目が集まる。

 しかし今シーズンは新型コロナウイルスの影響で、各クラブ収入の低下が懸念されている。スールシャール監督は今夏の補強について、以下のように語った。

「今シーズンに限らず、補強をするチームもあればしないチームもある。ただ今年はパンデミックの影響で、ほとんどのクラブが経済的に打撃を受けただろう。マンチェスター・Uの被害がどれほどか私は正確に把握しているわけではないが、きっと小さくないダメージを受けたはずだ」

「補強のためには今後スタジアムにファンを呼び戻せるか、そしてもちろん今シーズンのリーグ戦の順位も重要になる。収益のことを考えても、ヨーロッパリーグチャンピオンズリーグの出場権を得ることが今の我々には重要だ。もちろんまだ多くの不確実性があり、世界中のビジネスマンにとって難しい状況であると思うけどね」

 27日に再開するFA杯の優勝も目指すマンチェスター・Uだが、果たして今夏はさらなる補強を成功させられるのだろうか。

マンチェスター・Uのスールシャール監督 [写真]=Getty Images