ザ ・ローリング・ストーンズが2020年6月27日ドナルド・トランプ大統領の選挙陣営がバンドの楽曲を許可なく利用したとして法的手段を取る構えを示した。

 バンド側は、2016年の大統領選挙でも「無情の世界/You Can’t Always Get What You Want」などの楽曲をトランプ陣営に無断で使われたことに抗議したが、2020年6月20日に米オクラホマ州タルサのBOK Center開催された選挙集会で再び同曲を使用されたことで法的措置を検討すると発表した。

 ストーンズの代理人が声明で、現在バンドの弁護団が上演権団体BMIと連携しており、トランプ大統領による楽曲使用は無許可であり、”ライセンス契約違反となる”とBMI大統領の選挙陣営に通知したと発表した。今後使用した場合、“差し止め要請に違反し、許可されていない音楽を再生したことに関する訴訟に直面することになるだろう”と声明に記載されており、“トランプがジャガー/リチャーズの楽曲を選挙集会で使用するのはこれが最後になり得る”と警告している。

ザ ・ローリング・ストーンズ、トランプ大統領に楽曲使用禁止を再度通達