あらゆるレトロなゲームを買い取り、販売しているBEEPcomment te dire adieu さよならを教えて設定資料&原画集[増補改訂版]』発売を開始したことを発表した。

 本書は2002年にコミックマーケットにて頒布された『comment te dire adieu さよならを教えて設定資料&原画集』にカラーページや新規ページ、描き下ろしや書き下ろしを追加して大幅に再構成・増補改訂した書籍となっている。

 原画や描き下ろしイラストはもちろん、企画から開発の話やシナリオライターの石埜三千穂氏による小説までもが収録されており、100ページを超える情報量で充分に楽しませてくれそうだ。

(画像はBEEP公式通販サイトより)
(画像はBEEP公式通販サイトより)

 さよならを教えてcomment te dire adieu〜』は、2001年3月2日にCRAFTWORKから発売された、アドベンチャーノベル形式のアダルトゲームキャッチコピーは「言葉、男、狂気、少女、さよなら」。「鬱ゲー」や「電波ゲー」と評されており、現在もカルト的な人気を誇っている作品である。

 プレイヤーは精神疾患を持つ主人公の人見広介の視点でストーリーを進めることになる。教育実習生として女子校に来ている人見広介は、そこの生徒に対して脈絡もなく暴力的な性衝動を抱きながら生活していく。思わずバグと思ってしまうような演出と、衝撃的なエンディング、現実と幻想の区別がつかなるためにパッケージには「・現実と虚構の区別がつかない方・生きているのが辛い方・犯罪行為をする予定のある方・何かにすがりたい方・殺人癖のある方」 は購入するべきではないと注意書きがされている。

(画像は『さよならを教えてcomment te dire adieu~』プレイ画面より)
(画像はBEEP公式通販サイトより)
(画像はBEEP公式通販サイトより)
(画像はBEEP公式通販サイトより)

 本作のファンはもちろん、未プレイの方でも十分に楽しむことのできる内容となっているらしいので気になる方は購入していただきたい。また、本作をプレイしたいのにプレミア価格で手の届かないと困っている方はDLsiteにて格安で販売しているのでそちらもチェックしていただきたい。

文/tnhr

ライター
メイプルストーリーで人との関わり方を学び、ゲームのゲームらしさについて考えるようになる。主にRPG、アドベンチャーゲーム、アクションゲームの物語やシステムに興味のある学生。
Twitter:@zombie_haruchan