小学2年生の娘さんを持つ、父親のヒロシ(@maruko_no_oyaji)さんがTwitterに投稿したエピソードをご紹介します。
ヒロシさんの娘さんは、別々の動作をまとめて行う協調運動が困難な『発達性協調運動障害』などの症状があり、小児科で定期健診を行っています。
ヒロシさんが小児科の先生に「娘は鉄棒も縄跳びもまったくできないんです」と相談した時のこと。
先生は、ヒロシさんにこう答えたといいます。
鉄棒や縄跳び?必要ありません。
あれは『鉄棒や縄跳びができる子が自慢するためだけ』に存在するんです。
階段の、のぼりおりができるようになれば充分。
今までの人生で、鉄棒や縄跳びが何か役に立ちましたか?
※写真はイメージ
娘は鉄棒も縄跳びも全くできません。
— 手を洗うヒロシ@マルコの親父 (@maruko_no_oyaji) June 27, 2020
先日、小児科発達領域で大変ご高名な医師にそれを聞くと
「鉄棒や縄跳び?必要ありません。あれは『鉄棒や縄跳びができる子が自慢するためだけ』に存在するんです。階段登り下りが出来るようになれば充分。今までの人生で鉄棒や縄跳びが何か役に立ちましたか?」
先生は、「鉄棒や縄跳びは必要ない」と一蹴!
もちろん、先生はヒロシさんの不安を取り除くために、あえて極論のようないい回しをしたのかもしれません。
しかし、愛娘の心配をしていたヒロシさんにとって、先生の言葉はどんなに救いとなったことでしょう。
ヒロシさんは「鉄棒や縄跳びができる子はすごいし、その才能を伸ばしてあげたら素敵だと思う。ただ、自分の娘のように全然できない子でも、気にしなくていいと思えたらホッとした」と語っています。
エピソードはネット上で拡散され、14万件を超える『いいね』を集めました。
・最高!素晴らしい視点を持った先生ですね。
・その言葉を、子供の頃に聞きたかった…。体育が苦手なことを先生や親から責められて、つらい経験をしたことがあるので。
・確かに。自分は逆上がりができませんが、それで大人になってから困ったことはありません。
・できる子はすごいけれど、できない子に対しても「できなくても構わない」と思わせてくれる社会になってほしいです。
人によって得意・不得意はあります。なんでも器用にこなす子がいれば、どんなことにも時間がかかり、なかなかこなせない子もいるでしょう。
一人ひとりの子供が持つ多用な個性を認め、成長を見守ることが大切だと気付かされますね。
[文・構成/grape編集部]
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