モデルでタレントの藤田ニコル6月26日放送の「ミレニアムガール」(フジテレビ系)に出演し、SNSとの向き合い方や方針を語っている。

 女性誌「Popteen」のモデルになる以前の下積み時代からツイッターの運用を開始し、ファンとの交流の場としてきた藤田。今やそのフォロワー数は270万人にも達しており、インスタグラムに至っては350万人を突破している。

 そんな“超”が付くほどのインフルエンサーである藤田だが、SNSの投稿で配慮していることを聞かれると、「正直、昔なら言えていたことが今は言えない時代にはなってきてるかなぁとは思う」とし、「昔は何も知らなかったから、関係なく、責任がなかったから、何でもかんでもつぶやいてたし、何でもかんでも発言していたけど、今、SNSの世の中になっちゃったから。1つの発言で皆が攻撃するし、見てくる時代になっちゃったからちょっとは気をつけるようになった」とコメント。世間とSNSの付き合い方が変わるにつれて、自身も運営の方針を変えているという。

 一方で、“つぶやきたいことをつぶやく”という基本的なスタンスは変わらないとしつつ、「私は告知ばっかする人間にはなりたくない、っていうのはあるかも。私はファンの方とも距離感が近いタイプなので、ダメなこととか、思ったことは全部つぶやいちゃいます。言いにくいこともつぶやいちゃう」と語り、PRばかりのタイムラインにはしたくないと強調した。

「芸能人の中にもSNSの運営スタイルにはいくつか種類があり、日常的な他愛もないツイートを多く投稿するパターンや、ひたすら出演番組の告知やオリジナルブランドのプロモーションを繰り返しているモデルやタレントもいます。ファンとより多く交流の機会が持てるのは前者のプライベートなツイートが多いアカウントかもしれませんが、番組告知のツイートに特化したアカウントでは失言による炎上のリスクを回避でき、どちらのスタイルも一長一短ある。実際、最近でも歌手のきゃりーぱみゅぱみゅらはSNSでの政治的投稿によって多くの誹謗中傷のターゲットとなりました。それぞれがそれぞれのスタイルを選べば良い訳ですが、藤田の『告知ばっかする人間にはなりたくない』との表現に『にこるんの言う通り』と納得するファンが多い一方で、『そうやって告知頑張ってる人に文句の言うのはどうかと』『自分を上げるために他人を下げてる?』などと疑問の声もあがっています」(エンタメ誌ライター)

 また、藤田自身も2月に発売された1st写真集の告知投稿を今も固定ツイートに設定しており、セルフプロデュースしたコスメ商品や出演番組に関するプロモーションが多く散見され、決して告知の投稿が少ないとは言えない状態だ。

 藤田のタイムラインの現状と照らし合わせても、「SNSで告知ばっかする人間になりたくない」という主張には、やや違和感を覚えざるを得ないだろう。

(木村慎吾)

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