6月27日~28日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表され、スタジオジブリ3作品が“TOP3”を独占するという異例の事態が起こった。

「一生に一度は、映画館ジブリを」というコンセプトのもと、6月26日から全国374の劇場で“再上映”が始まっているスタジオジブリ作品。現在は「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」が公開中だ。

1位となったのは、邦洋あわせての歴代興収ランキング1位(最終興収308億円)を未だに守り続けている大ヒット作「千と千尋の神隠し」。2位は1997年公開当時の日本映画歴代興行収入第1位を記録した「もののけ姫」、3位はアニメ雑誌「アニメージュ」に連載されていた宮崎駿監督による同名コミックを映画化し、84年に公開された「風の谷のナウシカ」が続いている。なお、宮崎吾朗監督「ゲド戦記」は9位でスタートを切った。

なお、初登場となった「ランボー ラスト・ブラッド」は4位、「ソニック・ザ・ムービー」は6位にランクイン。既存作品では、前週1位を記録した「ドクター・ドリトル」が5位、3週目を迎えた「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」が7位、前週3位に位置付けた「水曜日が消えた」が8位。先週5位でスタートした「エジソンズ・ゲーム」は、惜しくも圏外となっている。

「“ジブリ”が大きなスクリーンで見られる」という貴重な機会に、人々の“映画館での鑑賞意欲”は大いに刺激された。しかし、現在も“強い新作映画”が待ち望まれていることは言うまでもない。今回の結果は、待望の“強い新作映画”が、いまだに市場へ供給されていないという事実を裏打ちするものとなった。

「千と千尋の神隠し」 (C)2001 Studio Ghibli・NDDTM