マジョルカは6月30日ラ・リーガ第33節でセルタと対戦し、5-1で勝利した。

再開から5試合を終えて、まだ1勝も挙げられていない18位マジョルカ。徐々に降格も現実味を帯びてきている中、今節の相手は勝ち点差「8」で17位に位置するセルタだ。

久保が8試合連続のスタメン出場した試合は早々に動きを見せる。マジョルカが左サイドから攻め込んだシーン、グラウンダーのクロスを相手がカットしパスを繋ごうとしたところをダニ・ロドリゲスが奪いにかかる。すると、ボックス内でサンティ・ミナの足に引っかかって転倒。主審はこれをPKと判断した。

長いVARの末にPKが確定され、これをブディミルが決めて13分にマジョルカが先制した。

幸先の良い立ち上がりとなったマジョルカ。19分に相手のCKからムリージョに強烈なヘディングシュートを許すが、GKマノロ・レイナが好セーブを見せる。24分には、右サイドの久保がカットインからシュート。良い形だったが、GKに正面で止められてしまった。

久保が右から左に位置を変えて迎えた27分、久保からのパスを受けたクチョ・エルナンデスがボックス端からシュート。これがゴール右に決まってリードを2点に広げた。

ゴールに絡んだ久保は40分、ボックス右から中へ折り返すと、2列目から飛び込んだポソが左足でゴールに流し込んで3点目。久保は2月のベティス戦以来のアシストとなった。

大差で後半に進んだマジョルカだが、立ち上がりの50分、ポソがミナをペナルティエリアで倒してしまいPKを献上。これをアスパスに決められ、スコアは3-1となった。

それでもこの日のマジョルカは崩れなかった。52分、敵陣中央の久保のパスをボックス手前でワンタッチで前線に繋いだセビージャのパスを、ブディミルが冷静に沈めて4点目。再びリードを3点に広げた。

さらに60分には、久保のパスを受けたセビージャがボックス手前正面からゴール右隅を射抜き、今季最多の5得点目を記録した。

終盤には久保にFKのチャンスも訪れたが、83分にお役御免。試合は5-1で終了し、残留に希望を残した。

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