新型コロナウイルスパンデミックを受け、当初4月の公開予定だった「007シリーズ第25弾となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開日が、先日、本場イギリス11月12日、日米で11月20日に決定。今年のワールドプレミアにはウィリアム王子とキャサリン妃の出席が期待されるなか、ヘンリー王子とメーガン妃が、ロサンゼルスプレミアに出席する可能性が浮上している。

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Daily Express」などによればどこまで話が進んでいるかは不明だが、プロデューサーが、ヘンリー王子とメーガン妃のロサンゼルスプレミア出席を強く望んでおり、そのためにスケジュールに余裕を取ってイギリスアメリカの公開日を決定したのではないかと言われている。

ボンド映画と言えば、忘れもしない2012年ロンドン五輪で、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグエリザベス女王とヘリに乗り込み、パラシュートでスタジアムに舞い降りる映像が流れ、世界中に衝撃と感動をもたらした。また、同シリーズロンドンプレミアにはこれまでに、エリザベス女王が『007 カジノ・ロワイヤル』(06)に、ウィリアム王子とヘンリー王子が『007 慰めの報酬』(08)に、チャールズ皇太子カミラ夫人が『007 スカイフォール』(12)に、そして、『007 スペクター』(15)には、ウィリアム王子とキャサリン妃、そしてヘンリー王子が3人で出席しており、まさに英国王室御用達映画といっても過言ではない。

そんななかで、王室を離脱したとはいえメーガン妃の参戦は、製作サイドにも大きな意味があるようだ。

ハリウッドでも人種差別や性差別への反感から、かねてよりジェームズ・ボンド役に黒人俳優や女性ボンドの起用の必要性が囁かれていたが、ジェームズ・ボンドという名前から考えても、同タイトルでの女性ボンドは難しく、新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で登場するマチルダというボンドの5歳の娘が、スピンオフ主人公を演じることになるのではないかとの報道もある。

また、かねてから幾度となく降板を口にしているダニエルが、5作品目となる今作でボンド役を退くとなると、気になるのは次期ボンド役だが、アンケート調査などでは、適役としてスコットランド人俳優サム・ヒューアン、イギリス人俳優ジェームズノートンなどの名前が挙げられているがいずれも白人だ。

現在世界中が「Black Lives Matter」を唱えるなか、白人社会の象徴のようなボンド映画で、再びボンド役に白人が起用されれば、人種差別的な映画との声が上がることは目に見えており、キャサリン妃とファンを二分すると言われているアフリカアメリカ人の血を引くメーガン妃がプレミアに参加してくれることは、製作サイドにとってもありがたい話と言えそうだ。メーガン妃がオファーを断る理由が見当たらないが、今後の動向が注目されている。

NY在住/JUNKO

「007」ロサンゼルスプレミアに出席か/写真:SPLASH/アフロ