2020年7月5日に投開票される東京都知事選をめぐり、立憲民主党枝野幸男代表は7月1日に開いた記者会見で、党の方針に反してれいわ新選組山本太郎代表(45)の応援に入っている須藤元気参院議員を念頭に「それ(党の方針)に反する行動を取れば、党議違反になる」と述べた。

反党行為には厳しく臨むとみられる一方で、都知事選の感触を問う質問には「東京都連にお聞きください」。立憲などが支援する元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)の劣勢が各紙の情勢調査で伝えられる中、党本部としては、都知事選は地方選挙の一つに過ぎないとして距離を置きたい考えのようだ。

「様々な事実関係の整理をしているところ」

国民民主党都知事選には自主投票で臨んでおり、入党したばかりの馬淵澄夫・元国交省6月30日、山本氏の応援に立った。馬淵氏はその際、報道陣に対して、立憲、国民、無所属も含めた国会議員40人以上が、水面下で山本氏の応援に入っているとの見方を示している。第2、第3の須藤氏の存在を示唆したことになるが、枝野氏はこういった議員の存在について、

「他党の議員の方のおっしゃったことについて、コメントする立場にはないが、我が党としては、宇都宮健児さんを東京都連として支援する。その東京都連の決定について、党をあげて宇都宮さんを当選に向けて、すべての議員等が全力を挙げようということで一致しているので、それに反する行動を取れば、党議違反になる」

と述べた。須藤氏を除籍(除名)にするかどうかの具体的な処分については、

「現時点では何か方針を決めているわけではないが、様々な事実関係の整理をしているところ」

とするにとどめた。

「基本的には地方選挙なので、東京都連にお聞きください」

一方で、都知事選をめぐる手応えについての質問については、

「様々な状況から、党をあげて宇都宮健児さんの当選に向けて全力をあげているところだが、どなたを応援するか、基本的には地方選挙なので、東京都連にお聞きください」

と応じ、距離を置く姿勢をにじませた。

須藤氏は、すでに党に離党届を提出している。福山哲郎幹事長は6月23日記者会見で、離党届を受理していないとした上で、今後の対応について「静観している」と繰り返した。

J-CASTニュース編集部 工藤博司)

記者会見に臨む立憲民主党の枝野幸男代表