名曲を豪華歌手が歌い継いで行くBS朝日のレギュラー音楽番組「人生、歌がある」(毎週土曜夜7:00-8:54)。7月4日(土)は、デビュー50周年を迎える野口五郎を大特集。「歌手仲間の熱唱に感動!…珠玉の大ヒット曲パレード 野口五郎特集!」と題して放送する。

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子どもの頃からテレビの「ちびっこのどじまん」番組で名をはせていた野口五郎は、1971年に「博多みれん」という演歌でデビューを果たす。同曲はそれほどパッとしなかったが、作詞・橋本淳、作曲・筒美京平のコンビによる2曲目「青いリンゴ」でポップス歌手路線に舵を切り、この曲が大ヒット。やがて翌1972年にデビューした西城秀樹郷ひろみとともに新御三家と呼ばれるまでのアイドル人気を博すようになる。

1972年末の「第23回NHK紅白歌合戦」では「めぐり逢う青春」を歌い、初出場にして歌唱力の高さをまざまざと見せつけ、1975年の「私鉄沿線」では、日本有線大賞グランプリ、日本レコード大賞歌唱賞、日本歌謡大賞放送音楽賞などいくつもの音楽賞を受賞。こうした代表曲の他にも、数々のヒットナンバーを持つ。

そんな名曲を豪華歌手が「野口五郎トリビュート」と題して、聴き応えあるカバーで歌いつないでいく。

藤あや子が歌うのは、低音から高音まで歌いこなした野口の広い音域が評価された1973年の「オレンジの雨」。筒美京平作曲のシビれる名曲でスタートを切る。

譜割りが独特で歌いこなすのが難しい「君が美しすぎて」(1973年)は、名歌手・渡辺真知子が歌唱。作曲の馬飼野俊一は、「めぐり逢う青春」「愛さずにいられない」など野口の楽曲を多数手掛けている。

「青いリンゴ」は、西田ひかる&中澤卓也の司会コンビがデュエットで担当。デビュー曲「博多みれん」は、2016年デビューの演歌歌手・真田ナオキが歌う。

ポップスの名手・伊藤薫作詞、筒美京平作曲の名曲「19:00の街」は、小金沢昇司&ベイビー・ブー。ベイビー・ブーによるコーラスが楽しみ。

作詞・山上路夫、作曲・筒美京平による野口五郎最大のヒット曲「甘い生活」(1974年)は、市川由紀乃が、そして野口の持ち歌の中でも1、2を争う人気曲「私鉄沿線」は坂本冬美が歌ってトリビュートを締めくくる。

野口五郎自身が歌うのは、2020年5月6日(GOROの日)にリリースしたシングル「光の道」。コブクロの小渕健太郎が作詞・作曲、さらに野口と共に編曲に参加したデビュー50周年記念シングルを披露する。

野口五郎特集以外にも名曲ズラリ

4日放送ではこの他に、「なごり歌」市川由紀乃、「恵比寿」真田ナオキ、「夕顔」藤あや子、「そんじょそこらの女」KANA、「残り香」小田純平&大下香奈、「面影橋から…」小金沢昇司、「唇よ、熱く君を語れ2020」渡辺真知子&ベイビー・ブー、「俺でいいのか」坂本冬美&徳久広司、マンスリーのコーナーで「海峡雪しぐれ」川中美幸、「喝采をどうぞ」のコーナーで「影を慕いて」川中美幸&坂本冬美、「僕をまだ愛せるなら」野口五郎&藤あや子といったラインアップを予定している。(ザテレビジョン

BS朝日「人生、歌がある」が、デビュー50周年を迎える野口五郎を大特集