アトレティコ・マドリーで活躍した選手たちはディエゴ・シメオネ監督の下を離れるとパフォーマンスが落ちる傾向があるのかもしれない。スペインマルカ』が伝えている。

選手たちにピッチ上で常に自分の持つ力の100%を出し続けることを要求する“エル・チョロ”こと、アトレティコのシメオネ監督。常にチームのために全てを出し切って戦うというその特異とも言えるスタイルの中で、躍動した選手は数多くいたが、逆にシメオネ監督の下を離れると、力を発揮できない選手も多いようだ。


シーズン限りでアトレティコ・マドリーを去ったフランス代表FWアントワーヌグリーズマン(バルセロナ)やフランス代表DFリュカエルナンデス(バイエルン)に関しては時期尚早な感もあるが、期待値の高さを考えれば不甲斐ないと言わざるを得ないかも知れない。

◆FWアントワーヌグリーズマン(バルセロナ)
シーズン、1億2000ユーロ(約145億円)でバルセロナに加入したフランス代表FWアントワーヌグリーズマン。2014年7月から5年間所属したアトレティコでは、257試合で133ゴールマークするなど、エース級の活躍をしていたが、新加入のバルセロナでは、アトレティコ時代の活躍は鳴りを潜め、同クラブの新星、U-21スペイン代表FWアンス・ファティにレギュラーの座を明け渡している状態だ。

シーズンはここまで公式戦43試合に出場し14ゴールを決めているものの、高額な移籍金に見合う活躍ができていないとして、ファンからも批判を受けている。

◆FWラダメル・ファルカオ(ガラタサライ)
2011年8月から2013年7月までアトレティコプレーしたコロンビア代表FWラダメル・ファルカオアトレティコでの2シーズンで、91試合70ゴールマーク。在籍2シーズンリーグ戦ではいずれも20ゴール以上を決めるなど、エースストライカーとして活躍していた。

その後は、モナコマンチェスター・ユナイテッドチェルシーなどでプレーした後、現在はガラタサライプレーモナコではリーグ・アンの優勝やチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出など、チームの躍進に貢献しているが、アトレティコで見せた輝きを超える活躍をしているとは言えないだろう。

◆DFフィリペ・ルイス(フラメンゴ)
2010年7月から2014年の7月までアトレティコプレーした元ブラジル代表DFフィリペ・ルイス。シメオネ監督の下、世界最高のサイドバックの1人として2014年夏にチェルシーへ移籍したものの、プレミアリーグでは全く活躍できず。シーズンを通してわずか15試合の出場に留まり1年後の2015年アトレティコへ復帰している。

アトレティコでは通算333試合に出場し、今シーズンからは母国ブラジルの名門フラメンゴに移籍している。

◆MFアルダ・トゥラン(イスタンブール・バシャクシェヒル)
2011年8月にアトレティコに加入したトルコ代表MFアルダ・トゥラン。スペインの2強を退けてラ・リーガを制覇した2013-2014シーズンでは、シメオネ体制下の中心選手の1人として中盤の主力を担い大車輪の活躍をみせ、178試合で22ゴール、32アシストを記録していた。

2015年夏にバルセロナへ移籍。しかし、バルセロナは当時選手登録を禁じられていたため半年間を棒に振ることに。当時5年契約を締結したものの、アトレティコで見せた輝きからは程遠いパフォーマンスにより、レギュラーの座を勝ち取れず。2018年1月に2シーズンレンタルで母国のイスタンブール・バシャクシェヒルへレンタル移籍。バルセロナでの成績は55試合17ゴールに終わっている。

◆DFリュカエルナンデス(バイエルン)
アトレティコ生え抜き、期待の若手DFとしてデビューしたフランス代表DFリュカエルナンデスアトレティコ110試合に出場し、若くして頭角を現していた。

しかし、今シーズン8000万ユーロ(約97億円)でバイエルンに移籍したものの、ケガに苦しんだこともあり鳴かず飛ばずの状態。さらに、カナダ代表DFアルフォンソ・デイビスの台頭により、左SBのポジションを失っている他、CBのポジションドイツ代表DFジェローム・ボアテング、ポーランド代表DFダビド・アラバが占めているため、リーグ戦先発出場わずか10試合に留まっていた。

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