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スペイン動物園で飼育の管理が行き届かず、体一面に藻が生えてしまったアザラシの写真が拡散している。この動物園には非難の声が殺到しており、閉園させる署名活動も行われているという。『The Sun』『VT.co』などが伝えた。

スペインのカンタブリア州サンタンデールにある小さな動物園で、飼育放棄されたアザラシの様子が撮影された。アザラシはまるで体毛のような長い藻に覆われ、長期間に渡って飼育員による世話を受けていないことが明らかだった。また飼育されているプールの水も極端に少なく、アザラシの体の半分ほどしかない。アザラシはほとんど動くことはせず、元気がない様子だった。

さらに死んでしまったアシカの上半身に黒いビニール袋が被せられ、放置された写真も撮影されており、この動物園のずさんな管理体制が浮き彫りとなった。

この問題について動物愛護団体アニマ・ナチュラリス(AnimaNaturalis)」は、動物園を運営するサンタンデール市の評議会へ抗議する手紙に6000人以上の署名を集めている。アニマ・ナチュラリスの代表アイーダ・ガスコンさん(Aïda Gascón)は「藻に覆われたアザラシは死ぬのを待っているかのように見えました」と話し、ショックを受けたという。

市の評議員で社会労働党に所属するダニエルフェルナンデスさん(Daniel Fernández)は「これらの写真は、有り得ない動物の扱いを伝えています。これは世界中にどこにおいても認められることはないでしょう。しかし驚くべきことに、市はこの動物園を観光スポットの一つとしているのです」と話している。

一方で、国民党に所属する市長のヘマ・イグアルさん(Gema Igual)は「これらの写真は状況を無視して撮影されています。アザラシは寝ているだけです。アシカは病気だと分かっていたので、人目の付かない場所に一時的に置いていただけです」と飼育放棄について否定した。

これらの画像や動画はスペインのみならず世界中で拡散され、この動物園の閉園を求めるオンライン請願書には日本時間の7月3日1時時点で2万7300人以上の署名を集めている。

人々からは「可哀そう。誰かが助けてくれることを祈るわ」「胸が張り裂けそう」といった動物園への非難の声が多数見受けられた。

画像は『The Sun 2020年6月29日付「‘LETTING ITSELF DIEPictures of neglected seal with seaweed growing all over its fur at ‘cruel’ zoo in Spain spark outrage」(Credit: AnimaNaturalis)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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