動物の遺棄や虐待が犯罪であることを訴えるACジャパンの支援キャンペーン広告「犯罪者のセリフ」が7月1日に公開された。


犯罪者のセリフ」は、日本動物愛護協会の活動を支援するためにACジャパンが制作した広告。ACジャパンによると、「動物を遺棄することは、犯罪です」とメッセージしても、実際にはなかなか伝わらないのが現状であることから、動物を遺棄する現場のセリフとして共通認識のある「親切な人に、見つけてもらってね」というセリフを犯罪者のセリフとして設定。絵本のような優しい世界で、あえてその世界観を壊すようなメッセージを伝えることで、ギャップとその衝撃が動物遺棄の抑止力となることを狙った企画だという。


CMでは、母親と娘が飼い犬を大きな木の根元に置いていく場面が描かれている。ダンボール箱に入れ、涙を流しながら別れを惜しむ母娘。母親は「親切な人に、見つけてもらってね」と言葉をかける。そして、「優しそうに聞こえても、これは、犯罪者のセリフです。どんな理由があろうと、どんなに心を痛めようと、動物を捨てること、虐待することは犯罪です」とメッセージ。切ない音楽が相まって心に響く内容となっている。


この広告には共感の声が殺到。「ホントこれ」「飼ったら一生面倒見ろ!その覚悟がないなら飼うな!これペットを飼う時の最低限の基本」「見つけてもらえなくて箱からも脱出出来ずに亡くなったやつたくさん見てきた」「そもそも捨てる奴が優しいわけがない」といったコメントが寄せられ、大きな反響となっている。


画像は日本動物愛護協会Facebookより