アトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督が、マジョルカ戦に向け、好調を維持するチーム状況について言及している。スペイン『アス』が伝えている。

シーズン、大幅なスカッド刷新に動いた中、ラ・リーガ開幕3連勝と最高のスタートを切ったアトレティコ。しかし、その後は深刻な得点力不足や度重なる負傷者の影響もあり、取りこぼしが目立ち、一時はヨーロッパリーグ出場圏外の7位まで順位を落とした。

それでも、チャンピオンズリーグ(CL)で前回王者リバプール相手に劇的な形で勝ち抜けを決めてキッカケを掴むと、新型コロナウイルス(COVID-19)による長期の中断期間を経て再開された直近のラ・リーガでは、4勝2分けと好調を維持。前節は苦手カンプ・ノウでバルセロナ相手にドローに持ち込み、CL出場圏内の3位をキープしている。

そして、そのバルセロナ戦から中2日で行われる今節は日本代表FW久保建英を擁する18位のマジョルカを3日にホームで迎え撃つ。

その一戦に向けた前日会見に出席したシメオネ監督は、ここ最近の好調の秘訣について問われると、やはりリバプール撃破で得た自信が好結果に繋がっていると主張している。

「我々はリバプールに対する素晴らしいパフォーマンスで中断前の戦いを終え、ラ・リーガで自分たち本来の戦い方を取り戻す新たな刺激や後押しを得られたと思う」

「時に、人は自分たちに対する評価をあまりに早く下す場合がある。だが、ラ・リーガは一貫性のあるチームが最終的に栄冠を掴むコンペティションだ。したがって、シーズンを戦い終えるまで評価を下すことはできない」

「それでも、リバプール戦での勝利が自分たちの後押しになっていることは間違いないと思っている。そして、中断期間に個々が自宅でしっかりとトレーニングに励み、再開後最初の3試合では自分たちが望んだ通りの形で戻ってこられたと考えている」

チームは本当によくやっている。我々には良いグループがあり、全員が良い関係を築いている。ただ、まだ改善すべき部分は多いし、今後重要な5試合が控えている。次の目標であるマジョルカ戦に向けて、集中を欠くことはできない」

また、対戦相手のマジョルカでは、先日のレアル・マドリー戦でラ・リーガ最年少デビュー記録(15歳219日)を更新したU-17アルゼンチン代表MFルカ・ロメロに大きな注目が集まっている。そして、今回の会見の場では同胞指揮官にも神童に関する質問が飛んでいる。

「彼に20分、30分、さらに90分ものプレータイムを与えるべきだという意見を耳にしているが、それはあまりにことを急ぎ過ぎている。彼のように今後素晴らしい将来が待っている若者に対しては、一番近くで見守っている監督やコーチの目線でプレーヤーの成長を最優先に慎重な対応が必要だ」

「仮に、彼が起用される場合、それは監督が彼の状況を熟慮した結果だと思う。彼がデビューを果たしたばかりでそういった意見が出ることは時期尚早だ」

同胞の未来を考えて過熱する報道に苦言を呈したシメオネ監督だが、バルセロナで苦戦が続くかつての教え子、フランス代表FWアントワーヌグリーズマンに関する幾つかの質問に関しては、「ノーコメント」と言及を避けている。

1日の対戦でグリーズマンが試合最終盤に投入されたことに関しては、「 我々のチームでは3分と言えども決定的だ。チャンピオンズリーグの決勝戦ではその3分で敗れた。私にとって3分は重要だ」と返答。

さらに、グリーズマンのバルセロナ移籍は失敗かとの質問に対しては、「私の返答で誰かに不快な思いをさせたくない。我々はこの重要な時期に取り組むべき多くの重要なものがある。したがって、そういった問題は我々にとって重要視すべきものではない」と、自身の見解を示すことを拒絶している。

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