ビッチSDの来季チーム編成に注目、長谷部とアブラームベテラン2人を評価

 来季に向けたチーム編成にブンデスリーガの各クラブが動き出すなか、元日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトでも、すでに複数のベテラン選手の引退や退団が発表されている。

「彼らは、他人との接し方や行動の規範といった、若い選手たちのグループには欠かすことのできないものを伝えてくれる存在であり、クラブDNAを受け継いでいる選手たちだ」と、スポーツディレクターを務めるフレディ・ボビッチ氏もベテランの重要性を強調するが、フランクフルトではMFジェルソン・フェルナンデス(33歳)、DFマルコ・ルス(34歳)が今シーズン限りで引退。さらにMFジョナサン・デ・グズマン(32歳)が出場機会を求めて退団し、GKヤン・ツィンマーマン(35歳)もクラブ職員への転向が発表されるなど、経験豊富な選手が相次いでチームを去ることになった。

 こうしたチーム若返りの方針に伴って、フランクフルトの地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」は、「獲物がどう動くのかが分かっている歴戦の2人の勇士が、チームに残ることをボビッチSDは喜んでいる」として、今後は主将のDFダビド・アブラーム長谷部チーム内で年長者として今よりもさらに多くの役割を担っていくことになると指摘している。

 また、同紙は長谷部について「マコト・ハセベはあらゆる疑いから超越した存在だ。ボビッチSDも『彼は我々に安定をもたらしてくれる。模範的なプロフットボーラーであり、他の選手が急いで走り込もうとした場所に前もって立っていることのできる選手なんだ』と、この36歳の日本人選手について話している」とボビッチSDの同選手に対する評価を引用しながら、長谷部がアブラームとともにチームを牽引していけるだけのキャリアと実力の持ち主であることを強調している。

 2008年1月に浦和レッズからヴォルフスブルクに移籍し、来季でブンデスリーガでのプレーも14シーズン目になる長谷部だが、今まで以上の責任と期待を背負いながらの1年となりそうだ。
Football ZONE web編集部)

フランクフルトMF長谷部誠を地元紙が絶賛【写真:Getty Images】