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子供の水難事故は予想もつかぬ状態で起こる。特に欧米では家庭にプールが設置されていることも多く、より注意が必要である。そんな中、アメリカで生後8か月の男児が水中での生還術を受講する様子を母親がTikTokに投稿したところ、殺害予告が届くほどの大批判を浴びることとなった。『London Evening Standard』『The Sun』などが伝えている。

今年の2月にTikTokに登録した2児の母クリスタ・マイヤーさん(Krysta Meyer、27)は6月21日、自身のアカウントに生後8か月の息子オリバー君(Oliver)が水泳教室のインストクターの手によってプールに投げ入れられる様子を投稿した。

動画にはオリバー君を投げ入れるや否やインストクターも水中に入り、自分の力であおむけに浮上したオリバー君を受け止め、周囲が拍手と称賛する様子が映っている。これらはオリバー君の通う米コロラド州コロラドスプリングスにある「リトルフィンズ・スイムスクールLittle Fins Swim School)」が行うサバイバル・スイミングコースの受講内容の一環である。

クリスタさんは「オリバーは毎週私を驚かせるわ! まだ2か月だなんて信じられない、すごい早さでできるようになっているの! 彼は小さな魚よ」と興奮した様子のコメントとともに動画を投稿しており、日本時間7月3日20時時点でTikTokにて5790万回、Twitterでも2200万回以上再生されるほど話題を呼んだ。

しかしクリスタさんのTikTokには、「男児をバスボム(入浴剤)のように投げ入れている」「彼は水泳を習っているんじゃないわ、命の危機と闘っているのよ」「私にも2人の息子がいて、水泳も水も大好きだけど、こんな方法考えたこともないわ」など多数の批判的なコメントが届いてしまった。 そのことについてクリスタさんはこう語っている。

「たくさんの人が子供が水に投げ入れられる様子を見て、こんなの良くない! こんなことすべきじゃないって考えているわ。」
殺害予告も受け取ったのよ。みんな私のことを最低の母親、息子にトラウマを植えつけて危険に晒しているって言うのよ。」

この水泳教室の共同経営者ローリー・アームストロングさん(Lauri Armstrong)によると、サバイバルコースインストクターは生後6か月からの赤ちゃんを受け入れるために特別な訓練を受けているそうだ。またこのコースの目的は赤ちゃんに泳ぎを教えることではなく、水中で快適に過ごせてあおむけに浮くことを学ぶことであると説明しており、 すべての訓練は安全の下に実施されていることをローリーさんは強調している。

「私たちがしていることは全て、安全であることを大前提としています。」
「見た目はクレイジーかもしれないけれど、生後8か月の子がこのような状況になった時、どうやって水中から抜け出すかを教えているんです。」

実はこのような訓練は何十年も前から行われているが、いつの時代も批判は絶えない。 イギリスでは2017年、この訓練が若い脳にダメージを与える可能性があると議論を呼び、2000年の米国小児科学会においてもこのような訓練で子供が溺れる危険を回避できるとのデータは存在しないことが発表されている。

画像は『comicsands 2020年6月24日付「Mom Hit With Death Threats After Viral Video Of Her Infant Son Being Thrown Into Pool By Swim Instructor Sparks Controversy」(@mom.of.2.boyss/TikTok)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE

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