G大阪のFW唐山、プロデビューの今季J3開幕戦でゴール 

 日本代表の19歳MF久保建英(マジョルカ)の評価が海外で高まっているなか、日本でも注目の逸材が台頭し始めている。17歳ストライカーが11試合9ゴールと圧巻の決定力を見せつけており、「貫禄が出てきた」「将来楽しみ」と期待の声が高まっている。

 新型コロナウイルスで中断していたJリーグだが、6月下旬から再始動。そのなかで存在感を示したのが、ガンバ大阪17歳FW唐山翔自だ。178センチ・65キロのストライカーは年代別日本代表に選ばれ、優勝した2018年のU-16アジア選手権、ベスト16まで進出した2019年のU-17ワールドカップにも出場した。

 G大阪下部組織出身の逸材FWは、2019年に高校2年生ながらG大阪の2種登録選手となり、G大阪U-23の一員としてプレー。同年7月28日のJ3第18節・AC長野パルセイロ戦でJリーグデビューを飾るとともに鮮烈なゴールを奪った。さらに同年9月1日福島ユナイテッドFC戦でJリーグ史上最年少となるハットトリックを達成するなど、10試合8ゴールの結果を残した。

 今季は高校3年生ながら飛び級でトップ昇格を勝ち取り、6月28日のJ3開幕戦カマタマーレ讃岐戦でプロデビュー戦ゴールとインパクトを放っている。昨季も含めて11試合9ゴールの活躍にファンも反応。「動き出しが良くなってる」「貫禄が出てきた」「将来楽しみ」「流石すぎる」など称賛のコメントが並んでいる。

 天才と称されたFW宇佐美貴史、MF堂安律PSV)らG大阪アカデミー出身者の系譜を継ぐ男が、“令和の怪物”として一気に大化けするのか。5日のJ3第2節セレッソ大阪U-23戦から目が離せない。(Football ZONE web編集部)

G大阪17歳FW唐山翔自に注目が集まっている【写真:Getty Images】