アーセナルの移籍に関連する違反が発覚し、FIFA(国際サッカー連盟)から罰金が科された。イギリス『ミラー』が報じている。

問題があったのは、2018年にアーセナルからギリシャPAOKに移籍したイングランド人FWチュバ・アクポム(24)と、同年にフロジノーネに移籍したコスタリカ代表FWジョエル・キャンベル(28)の契約に付随されたある条項。

伝えられるところによると、アクポムには、PAOKからイングランドのクラブに移籍した場合、その移籍金の40%がアーセナルに支払われるという売却条項が盛り込まれていた模様。イングランド以外のクラブへの移籍でも、アーセナルは30%の利益を手にするようだ。

またキャンベルに関しても、イングランド移籍の場合は移籍金の30%、その他クラブでも25%がアーセナルに支払われる契約となっているという。

FIFAの懲戒委員会は、上記の契約が他クラブへの影響を及ぼしかねない違反行為だと指摘。また、移籍決定の際に、当契約の詳細を明らかにしていなかったことも問題視している。

この件でFIFAアーセナルに対し3万4000ポンド(456万円)の罰金処分を科すと同時に、将来的に同様の違反行為が発覚した場合、さらに厳しい罰を与える可能性もあると注意を促した。

なお、キャンベルは今月1日、フロジノーネからメキシコレオンへの完全移籍が決定。2019年1月からレンタルで加わっていた。

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