開業56年と歴史のある日本の新幹線は、中国でたびたび中国高速鉄道の比較の対象となっている。中国メディアの百家号は3日、駅のホームに入ってきた中国高速鉄道の先頭車両には「虫の死骸」がいっぱいついているのが普通なのに、「新幹線の車体はなぜきれいなのか」と問いかける記事を掲載した。

 一般の乗用車でも、高速道路を走行するとボンネットフロントガラスに虫が付くものだ。一般道よりも速度が出るので避けようがないものだが、それならばさらに速度の出る新幹線ならなおのこと虫とぶつかり、死骸が付着してしまいそうなものだが、記事は「新幹線はなぜかきれいだ」と指摘している。

 営業速度では中国の方が最高速度は速いが、新幹線も最高時速320キロであり、決して新幹線が遅いというわけではない。しかし、比較してみると「日本の新幹線の方がきれい」だとして、その理由を分析した。

 1つ目の理由は「走行距離が違う」と指摘。東海道新幹線の東京ー大阪間は500キロ余りだが、これは広大な国土面積を誇る中国では「大きな省なら、省を出ることもできない」程度の距離だと指摘。中国では1000キロを超える路線も珍しくなく、2000キロや3000キロさえあるという。そのため、虫がぶつかる量が多くなるので中国の方がどうしても汚くなるとしている。

 2つ目の理由は、日本の新幹線は「都市を通る」路線が多いためだと記事は分析。日本は都市化率が高いのに対し、中国高速鉄道は山や草原を通る距離が長いため、そのぶん虫も多いのだろうとしている。

 これは記事の中国人筆者の個人的な意見なので、真偽のほどはわからないが、日本の新幹線がいつもピカピカなのは事実である。新幹線は、毎晩車両基地に戻った後、人の手で洗車されているようだ。日本は新幹線だけでなく、自動車がきれいなことでも中国人旅行者を驚かせている。新幹線に虫がつかないというのはやはり現実的ではなく、車両清掃業者の毎日の仕事ぶりが「虫がつかない」と思わせるほど完璧だということなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

新幹線はいつもピカピカなのに! 中国高速鉄道はなぜ先頭車両が「虫の死骸」だらけなのか