レアル・マドリードは2日、インテルモロッコ代表DFアクラフ・ハキミの移籍で合意したことを発表した。複数の報道によると、移籍金は推定4000万ユーロ(約49億円)。ここ2シーズンレンタル先のドルトムントで目覚ましい成長を遂げたとはいえ、レアル・マドリードで公式戦17試合しか出場していない選手が50億円近いお金をクラブに落としていくのだから、首脳陣は満足していることだろう。

 では、レアルの下部組織出身選手で、最も高く売れたのは誰なのだろうか。移籍情報サイト『transfermarkt』のデータをもとに、高額売却ランキングトップ10を紹介する。

※本文中のデータはすべて『transfremarkt』を参照
※日本円は7月6日のレートで換算

◆▼10位タイ  
FWマリアーノ・ディアス

移籍金:800万ユーロ(約10億円)
移籍先:リヨン2017年夏)

 2016年トップチームデビューを果たすも、翌年にリヨンへ移籍。すると新天地で公式戦21ゴールを記録するなどブレイクを遂げ、1年後にレアルが買い戻しを決断した。その際の移籍金は推定2150万ユーロ(約26億円)と、売却額の3倍近くに相当した。

◆MFエステバン・グラネロ

移籍金:800万ユーロ(約10億円)
移籍先:QPR(2012年夏)

 レアルのカンテラ時代には、フアン・マタ(マンチェスター・U)らと共闘していたグラネロ。ルカ・モドリッチの加入に伴い、2012年に移籍金800万ユーロでQPR(現イングランド2部)へ加入することが決まった。なお今年1月には、エスパニョールから3部相当のマルベージャへ移籍し、現地で話題となった。

◆▼9位  
FWホセ・カジェホン

移籍金:950万ユーロ(約12億円)
移籍先:ナポリ2013年夏)

 レアルでは常時レギュラーではなかったものの、ジョゼ・モウリーニョ監督から「本当に重要な選手」として重宝されたカジェホン。2013年ナポリ移籍時に950万ユーロの移籍金が支払われた。

◆▼8位  
MFマール・マスカレル

移籍金:1000ユーロ(約12億円)
移籍先:シャルケ2018年夏)

 モウリーニョ体制下のレアルトップチームデビューを果たしたマスカレル。しかし、以降はトップチームに定着できず、2度のレンタルを経てフランクフルトに完全移籍。2018年夏にレアルが買い戻した上でシャルケに売却した。

◆▼7位  
FWアルバロ・ネグレド

移籍金:1500万ユーロ(約18億円
移籍先:セビージャ2009年夏)

 2009年夏、レアルはアルメリア(現スペイン2部)でプレーしていたネグレドを500ユーロ(約6億円)で買い戻すと、2カ月後に1500万ユーロセビージャに“転売”。フロレンティーノ・ペレス会長はこの時、下部組織出身選手が高値で売れることに目をつけ、以後、彼らの売却に積極的になったとされる。

◆▼5位タイ  
FWアルバロ・モラタ

移籍金:2000ユーロ(約24億円)
移籍先:ユヴェントス2014年夏)

 5位タイにランクインしたのはモラタ。2014年夏にユヴェントスへ移籍した際、2000ユーロレアルに支払われた。しかし2年後に買い戻しオプションが行使され、3000万ユーロ(約36億円)の移籍金と共にレアル復帰を果たした。

◆FWラウール・デ・トマス

移籍金:2000ユーロ(約24億円)
移籍先:ベンフィカ2019年夏)

 レアルトップチームでの出場はわずか1試合ながら、レンタル先での活躍が評価されて、昨年夏、移籍金2000ユーロベンフィカに加入。その半年後には、ほぼ同額の移籍金でエスパニョールへの完全移籍が決まった。

◆▼4位  
FWヘセ・ロドリゲス

移籍金:2500万ユーロ(約30億円)
移籍先:パリ・サンジェルマン2016年夏)

 カンテラ時代には「天才」と称されたヘセ。しかしケガにも泣かされて、2016年夏にパリ・サンジェルマンへの完全移籍が決まった。その際にレアルが受け取った移籍金は2500万ユーロトップレベルでの実績がそれほどなく、契約が残り1年だったことを考えれば、“良いビジネス”だったと言える。

◆▼3位  
MFマルコス・ジョレンテ

移籍金:3000万ユーロ(約36億円)
移籍先:アトレティコ・マドリード2019年夏)

 昨年夏、レアルからアトレティコへの“禁断の移籍”が話題となったM・ジョレンテが3位に。13歳から在籍していた生え抜きの放出は同時、各方面で物議をかもしたが、選手は新天地で前線にコンバートされて大活躍。レアルも多額の収入を得られたので、結果オーライと言えるかもしれない。

◆▼2位  
DFアクラフ・ハキミ

移籍金:4000万ユーロ(約49億円)
移籍先:インテル2020年夏)

 今回、インテルへの加入が決まったハキミは2位。『tranfermarkt』によると、レアル史上7番目の高額売却選手となる。またスペイン紙『ABC』は、今回のオペレーション成立に伴い、ペレス会長が再任した2009年以降、レアルがカンテラ出身選手の売却で得た収入は約3億5000万ユーロ(約424億円)に達したと伝えている。

◆▼1位  
FWアルバロ・モラタ

移籍金:6600万ユーロ(約80億円)
移籍先:チェルシー2017年夏)

 レアルの下部組織出身選手で最も高く売れたのはモラタだった。2014年ユヴェントス移籍時に発生した移籍金も含めると、100億円以上をクラブに残したことになる。これは2年前に1億1700万ユーロ(約142億円)でレアルからユヴェントスに移籍したクリスティアーノ・ロナウドに次いで、クラブ歴代2番目の記録になる。

(記事/Footmedia

レアルから高額で売却された選手たち [写真]=Getty Images