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 アメリカ、サウスカロライナ州マートルビーチで、タカの仲間、ミサゴが巨大魚をがっしりと爪でとらえ、上空高く飛んでいく姿が確認された。

 目撃者は、この海岸に面したホテルの17階に宿泊していた観光客である。巨大魚はミサゴにつかまれた状態でまだピチピチと動いている。

 自然界の壮大な「狩り」が展開されていたようだ。

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Osprey Carries Away Huge Fish as Myrtle Beach Tourists Watch On

 撮影したのは、休暇でこのビーチに訪れていた、テキサス州のアシュリー・ホワイトさん。6月22日のことだ。

 ビーチ沿いにあるホテルの17階にいたホワイトさんは、そのダイナミックな姿にとにかく驚いたそうで、映像をFacebookでシェアしたところ話題となった。

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鳥は誰?魚は何?

 皆が気になっていたのは「この鳥が何で、この魚が何なのか?」である。「鳥はコンドルで魚はサメなのでは?」という意見もあり、中には「ホホジロサメかも!」などという声も上がったようだ。

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 だがすぐに謎はすぐに解決した。最初に判明したのは鳥の方で、「ミサゴ」であることがわかった。

 そして魚の方だが、カリフォルニアの放送局、WPDEの主任気象学者、エド・ピョトロスフキ氏によると、サワラの一種であるスパニッシュ・マカレル(Spanish mackerel)である可能性が高いという。 

 ミサゴは全長60cm、翼を広げると140~180cm、体重2kgほど。一方、スパニッシュ・マカレルはオスなら50cmほどだが、メスだと80cmを越え、体重は20kgに達するという。

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 ミサゴは魚捕りの名人である。足の外側には、捕らえるための棘があり、第1趾が反転する。これは猛禽類ではミサゴだけが持っている特性だ。水に濡れても平気なように、油で耐水された羽毛を持っており、鼻孔の弁もある。魚を捕るためのスペック満載なのだ。その為、餌の99%は魚でまかなっているという。

 そんなミサゴの天敵はハクトウワシ。その大きな体を武器に、ミサゴが捕獲した魚を横取りするのを得意としているのだ。

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52292440.html
 

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