ナポリのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、好調のチームの更なる課題について話した。イタリアスカイ・スポーツ』が伝えている。

5日、セリエA第30節のナポリvsローマに行われ、イタリア代表FWロレンツィオ・インシーニェと元スペイン代表FWホセ・カジェホンらのゴールでナポリが2-1で勝利した。5位ローマとの直接対決を制した6位ナポリは勝ち点48で並んでいる。


昨年12月に前任者のカルロ・アンチェロッティ監督の解任を受けてナポリ指揮官に就任したガットゥーゾ監督。就任当初こそチームの立て直しに苦労したものの、徐々に調子を上げ、再開後はコッパ・イタリアで優勝。リーグ戦でも再開後は3勝1敗と勝ち点を積み上げている。

ローマ戦後にインタビューに応えたガットゥーゾ監督は、最近の好調に秘密がある訳ではなく、地道な努力の賜物であるとしつつ、チームの更なる課題について語った。

「(復調の)秘訣などない。我々は既に強いチームを持っており、選手たちにそれを気付かせている必要があるだけだ。コッパ・イタリアの後に選手たちには、我々は口ばかり動かすことを減らし、行動を増やさなければならないと話した」

ここにいる選手の多くは来シーズンもここに残る。我々は勝者のメンタリティをチーム内に持たなければならないし、自分自身のことではなく、集団として、チームのことを考えなければならない」

ナポリはここ数年、次のステージに進んだ時に足踏みをしてしまうチームだ。メンタルの面で弱さがあり、私はそこを改善する必要がある。選手たちは1日1日改善し、強くなり続けなければならないということを認識しなければならない。なぜなら強くなれるポテンシャルがあるというだけでは足りないからだ」

「ボールを回すことは上手くできるが、時にはインシーニェであっても守備のために後ろに戻らなければならない。多くの選手がそれを嫌うが、それを受け入れる他ない。それが今チームに求められている戦い方だからだ」

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