リヨンに所属するフランス人MFラヤン・チェルキ(16)が、2023年までの新契約にサインすることが決定的となった。フランス『レキップ』が報じている。

アルジェリア人両親の下、リヨンで生まれ育ったチェルキは2010年にヨーロッパ屈指と言われる育成の名門へ加入。FWカリム・ベンゼマやFWハテム・ベン・アルファ、MFフセム・アワールと北アフリカにルーツを持つ偉大な先達と同様に、卓越したボールスキル、創造性、パスセンスを武器に10代前半から注目を集める逸材アタッカーだ。

昨年10月に行われたリーグ・アンのディジョン戦でトップチームデビューを飾ると、翌月にはグループステージのゼニト戦でチャンピオンズリーグ(CL)デビューまで飾った。

極めつけは今年に入ってからのクープ・ドゥ・フランスでの鮮烈な活躍。3部のブール・ペロンナ戦で初ゴールを記録すると、リーグ・アン勢対決となったナント戦では2ゴール2アシストの衝撃的な活躍をみせ、一気に自身の名をヨーロッパ中に知らしめた。

そして、トップ下や両ウイングを主戦場にここまで公式戦12試合に出場する16歳の神童に関して、バルセロナレアル・マドリーユベントスマンチェスター・ユナイテッドといった錚々たるビッグクラブが関心を示していると言われていた。

しかし、チェルキは生まれ育ったクラブとの新契約に合意し、今後もしばらくはフランスでのプレーを継続するようだ。

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