チェルシーのフランク・ランパード監督が、コロナ明けから好調続くアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチについてコメントしている。チェルシー公式が伝えた。

7日に控えるプレミアリーグ第34節のクリスタル・パレス戦に向けて記者会見を開いたチェルシー。前節はワトフォードを3-0で下し、来季のチャンピオンズリーグ出場圏内となる4位を死守。先月の再開後、チームはリーグ戦4試合で3勝と悪くない成績だが、そのチームを牽引しているのがプリシッチだ。

コロナ明け初戦となったアストン・ビラ戦で先制点を奪ったプリシッチは、続くマンチェスター・シティ戦でもネットを揺らし勝利に貢献。さらに直近2試合は連続でPKを奪うなど、ここに来てその才能を遺憾無く発揮し始めている。

会見ではそんなプリシッチと、かつて同じポジションで獅子奮迅の活躍を見せたベルギー代表FWエデン・アザールを比較する質問が投げかけられ、ランパード監督はこのように答えている。

「エデンには素早くボールを受け、素晴らしい体幹を示し、相手を抜き去ることの出来る特別な才能があった。それに彼は周りの選手のために相手を引きつけることも出来た。非常に利他的で数多くのアシストをしていたね」

クリスチャンのスタイルは、選手を追い越す点やオフ・ザ・ボールといった点ではより直接的かもしれない。私の好きなタイプだよ。彼のライン突破能力は素晴らしい。現代のフットボールにおいて必要不可欠な特長だ」

「エデンは信じられないレベルだった。クリスチャンにもその可能性はあるはずだ。私が今幸せに思っていることは、相手を崩すことが困難な状況の時に、彼が責任を持ってチャレンジしてくれる姿勢だ。見ていて本当に素晴らしい気持ちだよ」

なお、プリシッチは11月に行われた第12節のクリスタル・パレス戦でも得点を決めており、今回の活躍も期待されている。

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