新型コロナウイルスがいまだ収束しない中で、電車やバスといった公共交通機関の使用を控える動きが世界中でみられる。そうした中、注目を集めているのが自転車だ。

中でも長距離を楽に移動できる電動アシスト自転車の人気が高い。そうした需要に応えるかのように、香港のスタートアップが軽量で折りたたみ可能な「FIIDO D11」を発表した。

オフィスに持ち込める

FIIDO D11は自転車としてはかなりコンパクトな部類に入る。重量はわずか12.9キロ。ここにはバッテリーの重さも含まれている。

バッテリーはシートポストに内蔵されていて、取り外して充電できる。そして大きさ20インチの後輪に250Wのモーターを搭載している。

コンパクトな上に自転車そのものを折りたためるので、通勤に使った後にオフィスやマンションの部屋に持ち込めそうだ。

最高スピードは時速25キロ

FIIDO D11は完全に電動で走行するモードとペダルこぎをアシストするモードが用意されている。航続距離は全電動で40~50キロ、パワーアシストモードで80~100キロ。

また、シマノ社の7段階調整スピードギアを採用し、最高スピードは時速25キロだ。

自転車通勤は混み合う電車を避けることができたり、ガソリンを使わないため環境にも優しかったりとメリットは多々あるが、当然のことながらペダルをこぐという労力を要する。

しかしFIIDO D11なら疲れているときは完全電動で、体力があるときは弱めのアシストで、などと状況に応じてパワーを変えられる。近場への移動や、ちょっとした遠出と幅広く活躍しそうだ。

FIIDO D11は現在クラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達を展開中で、出資額は6968香港ドル(約9万7000円)〜となっている。7月25日まで出資を受け付けたのち、8月にも発送が始まる見込みだ。

FIIDO D11/Indiegogo