浜辺美波北村匠海が出演する映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の8月14日(金)公開を前に、リモート七夕祭りイベントが開催。

【写真を見る】ZOOM視聴者からの質問に答える浜辺美波と北村匠海

二人が福本莉子や赤楚衛二、三木孝浩監督と共に浴衣姿で登壇し、全国から選ばれた45人の学生たちとオンラインでつながったイベントを行った。

無観客の会場には取材陣や関係者のみで、壇上もソーシャルディスタンスを保った状態でのイベントに、浜辺が「何か不思議な緊張感がありますね」と言うと、北村も「いつもならステージ上のみんながもっと近くにいて、緊張してても心強いですけど、今日は遠いですからね」と返す。

「私はイベント自体、あまり経験がないので…」という福本も二人の言葉にうなづくが、赤楚は司会者から「緊張してなさそうですね」と振られ「バリバリしてますよ。浴衣がキツめなのか呼吸が苦しくて、緊張か苦しさか分かってないですけど(笑)」と笑った。

この顔ぶれが集まるのは昨年春の撮影以来だというが、浜辺は「みんな変わらないですね。4人とも血液型がB型なんですよ。疲れてるときはしゃべらないとか、そういうところも一緒で」と言い、福本も「それぞれマイペースなので、居心地がいいですね」と答えた。

また、浜辺と北村は映画「君の膵臓をたべたい」(2017年)以来の共演となるが、その完成披露試写会が行われたのが奇しくも同じ7月6日

北村が「雨が降ってないのに、何の気なしに『足元のお悪い中…』って言っちゃったんですよ。いつか(雨の日に)言わなきゃと思ってましたけど、今日言うの忘れてました(笑)」と言って笑わせた。

浜辺は当時と今の印象の北村の違いを聞かれ「びっくりするぐらい変わらないですね。精神的に大人っぽくて、しっかりしてる頼りがいのあるお兄さんです。最近は達観されていて、取材のときに人生観を語り出したりします」と回答。

逆に浜辺の印象を聞かれた北村は「だいぶ違うなと思います。会う度に(話に)花が咲いていくような感じで。昔はお互いに壁を作るタイプだったので、会話がなかったんですよ。今となってはなかなか面白い方だなと。SNSを始められて、笑いのセンスにシュールさが増しているなと思います」と語った。

■ この日が誕生日のファンに合唱のプレゼント!

ここでZOOMでイベントを視聴している45人の学生たちとの生中継映像が映し出されると、登壇者たちからは「すごーい!」と歓声が。

部活などのイベントが中止になってしまった学生たちのお願いごとや悩みごとに答えるというコーナーに入る。

最初に指名された女子は「今日が誕生日なので、お祝いしてほしいです」とお願い。

5人で「ハッピーバースデー」を歌い、最後に北村がハモってみせると、浜辺も「ハモった人がいるー!」と感動の声を上げた。

次に「将来の夢がないので、皆さんがそれを決めたときのことを教えてください」という質問が。

北村は「僕は夢はたくさんあります。将来のみならず、3歩先の夢も。たとえば、○○県のおいしいものを食べたいでもいいし、そのためにそこに行くためのお金を貯めようとか、夢を叶えるためにどうしようって思うから、ちっちゃい夢でもいいから持つといいと思います」とアドバイス。

さらに司会者から「今の仕事を夢だと思えたのは?」と聞かれ「夢というか、これが好きだと思えたのは中学2年生のとき。それから長い年月をかけて好きでいることで、将来の夢もできた」と語った。

浜辺は「私も中学2年生のときにヒロインをやらせていただいた作品があって、そのときに撮影を楽しいと思うよりも反省しかなくて。悔しい思いをいっぱいしたからこそ、この仕事を自分で誇れるようにしたいと思って、夢が固まった気がします」と答えた。

続いて、福本は「高校1年のときに、東宝シンデレラオーディションを友だちの推薦で受けたんですけど、それまではこれといった夢はなかったんですよ。でも、人生1度きりだし、やるなら思い切りやろうと思って。その後、初舞台をやらせていただいたのは自信になりました」と振り返った。

また、赤楚は「最初にこの仕事をやりたいと思ったのは高校1年生のとき。家族と映画を観に行くのが好きだったので、映画の世界に入ろうと思って。そうやって自分は何が好きかって考えると、選択の幅が広がるんじゃないかなって思います」と答えた。

北村匠海「悔いのないように頑張ってください」とエール

次に、今年は高校受験だという中学3年生の女子から「応援してほしい」と言われ、北村が代表して「あのとき頑張ったから、今があるって思える瞬間がある。悔いのないように頑張ってください」とエールを。5人からも声を揃えて「頑張って!」と言葉を送った。

さらに、浜辺と北村に「キスシーンのときにどんなことを考えてますか?」と質問も。北村は「まずはしっかり歯磨きをすること。そして適度に緊張すること」と答え「僕はファーストキスが小学5年生のときのドラマで、マネージャーもいなくて母親の前でやって。無の境地でしたね(笑)」と照れ笑い。

浜辺が「北村さんが『はい、じゃあ本番行きまーす!」みたいな感じで慣れてらしたので、ありがたかったです」と言い、北村は「そんなことないよ!(笑)」とあわてて否定。三木監督から「女性を緊張させないようにしてたんだよね」とフォローが入った。

そんなイベントの最後にはZOOM視聴者を背景に、4人がそれぞれ「ふ」「り」「ふ」「ら」の文字が入ったうちわを手に撮影タイムが設けられて終演した。(ザテレビジョン・取材・文=青木孝司)

浜辺美波や北村匠海らが出演する映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の公開を前に、リモート七夕祭りイベントが開催。 45人の学生たちとオンラインでつながったイベントを行った