芋虫や毛虫が苦手という人は結構多い。私はどちらかというと好きな方で、小学校時代、積極的にかかわりに行った結果、そいつらが毒持ちで全身に湿疹ができ皮膚科通いをした経験が何度かある。
なので、むやみやたらに触ることはオススメしないが、芋虫を近くでよく観察すると、意外な魅力に気が付くかもしれない。
今回は芋虫の脚に注目してもらいたい。小枝や茎を握りしめるその脚だけ見れば、すごくかわいいのだ。猫や犬の肉球レベルにかわいいと思えてしまうのは私だけなのだろうか?
ということでこの後芋虫がばんばん出てくるが、特に脚だけに注目してみてほしい。
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芋虫はちょっと細長く、一見蛇のように見えるかもしれないが、昆虫の幼虫だけに、頭部・胸部・腹部にしっかり分かれている。
脚がたくさんあるように見えるが、胸部にあるのが本当の脚で、「前あし・中あし・後ろあし」が2つずつ、合計6本ある。腹部にあるのは腹脚で、そしてお尻に尾脚が1対ある。
でもって以下の画像は腹脚で枝をむぎゅっとしているところだ。脚の形や握りしめ方に注目してみてみよう。ほら、かわいく見えてきた。
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8. 動いてるのもかわいいよ
蝶や蛾は一度に数十から数百と、たくさんの卵を産むけど、そのほとんどは幼虫時代に食べられてしまい、大人になれる個体は少ない。
芋虫や毛虫たちは、鳥や肉食の昆虫などにとって格好の餌となるからだ。擬態することで生き抜く工夫をしているが、それでも多くが食べられてしまう。がんばって生き残ってもサナギになった状態で捕食されてしまうことも多い。
厳しい毎日を生き抜いたものだけが蝶や蛾となれるわけだ。なので蝶や蛾を見かけたら、よくぞここまで育ってくれた!というまなざしで見守ってあげることにしよう、そうしよう。
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