チェルシーのフランク・ランパード監督が、辛勝だったクリスタル・パレス戦を振り返った。チェルシー公式が伝えている。

7日にプレミアリーグ第34節でクリスタル・パレスと対戦したチェルシー。試合は開始6分に先制すると、27分にはMFクリスチャン・プリシッチのゴールでリードを広げた。しかし、そこから打ち合いとなり、最終的にアウェイで2-3で勝利。前節のワトフォード戦からの連勝で、順位を3位に上げた。

これでコロナ明け5試合で4勝としたチェルシーだが、とりわけプリシッチは、この5試合は3ゴールと2つのPK奪取の活躍で、ワトフォード戦後には昨シーズンまで同クラブでプレーしたベルギー代表FWエデン・アザールとの比較まで飛び出すほど。ランパード監督もいよいよ本領発揮のアメリカ代表MFのパフォーマンスには満足しているようで、安定してチームの攻撃を牽引し続けるMFウィリアンも含めた両ウイングを絶賛した。

クリスチャンは非常に重要な存在だ。彼には素晴らしい才能がある。ここに来た当初は休む間もなくてコンディション調整になかなか苦労していたが、今では本当に良くなった。ひとつ上のレベルに達したと感じているよ。周りに合わせるだけでなく、得点にも絡むようになった」

「世界トップクラスの選手たちというのは安定してゴールやアシストを記録しチームを勝利に導く。今は彼がそうだね。とても嬉しいよ」

「ウィリアンの影響力は計り知れないね。クリスチャンも彼も我々にとって心強い存在だ。ウィリアンは毎試合その存在感を示してくれる。スピード、ドリブル、そしてクオリティ。卓越した選手だよ」

「だが、今日は60分まであまり良くなかった。我々は他の試合のようにスムーズにボールを運べず、少し持ちすぎてしまっていた。ビリーギルモアはかなり良くやってくれたと思うが、中盤の出来に関しては全体的に満足のいくものではなかった」

また、この試合で決勝点を上げたFWタミー・エイブラハムにも言及。リーグ戦では第22節以来のゴールとなった若きストライカーを称えている。

「彼は喉から手が出るほどゴールを欲していたから、このゴールは重要な意味を持つことになるだろう。しばらくゴール出来ないのはストライカーにはよくあることだが、これが自信につながってくれればと思う。状態は良いよ。選択肢にもなっている。FW陣には満足しているんだ」

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