新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)のまん延によってイギリスでは2020年3月からロックダウンが始まり、人々は外出を規制されました。

グレーター・マンチスターに暮らす8歳のタルラちゃんも学校が休校になり、家で過ごす時間が増えました。

そんな状況の中で彼女は、いつも自宅に荷物を届けてくれる配達員の男性が耳が不自由なことに気が付きます。

ティムジョセフさんというその男性は週に1、2回、タルラちゃんの家に荷物の配達に来るのだそう。

そこでタルラちゃんは手話を覚えて、ティムさんに手話で挨拶をすることにしたのです。

手話で「Have a good day.(いい1日を)」と挨拶したタルラちゃんにティムさんは「Good morning. Have a good day.(おはよう。いい1日を)」と返したのだとか。

するとタルラちゃんはその場で「おはよう」の手話も完璧に覚えてみせたといいます。

ティムさんは海外メディアBBC』にその時の気持ちを語っています。

タルラちゃんは私が耳が聞こえないことに気付き、ある日手話を見せて私を驚かせてくれました。

とても嬉しかったです。彼女は私の1日を素晴らしい日にしてくれました。

BBC One ーより引用(和訳)

またタルラちゃんは次にティムさんに会った時、自分で描いた虹の絵をプレゼントしました。

イギリスでは医療従事者や人々の生活に欠かせない仕事をしている人たちへ感謝を気持ちを示すため、虹の絵を描いて窓などに飾る動きが広まっています。

ティムさんはとても喜び、その絵をいつも配達用の車の中に飾っているということです。

エイミーさんがTwitterに投稿した動画は800万回以上再生され、タルラちゃんには称賛が、ティムさんには感謝のコメントが寄せられています。

コロナウイルスの影響でソーシャルディスタンスを保たなくてはならない中で、人との交流はどうしても少なくなりがちです。

そんなロックダウン中に生まれた、年齢を超えた2人の友情は、たくさんの人たちを笑顔にしてくれました。


[文・構成/grape編集部]

出典
@mummybear1903BBC One
@mummybear1903