2020年7月5日熊本県が記録的な大雨により、球磨川の氾濫や土砂崩れなどで、甚大な被害に見舞われました。

同月8日現在も、関東甲信、北陸、東海、近畿、九州地方では指定河川洪水予報が出ています。

『浸水前にやっておけばよかったこと』 体験談が参考になる!

以前、自宅が浸水被害にあった、ころく(@koroku6_)さん。

同月5日に起きた熊本での浸水被害を見て、自身が被害にあった時に「やっておけばよかった」と感じたことをまとめました。

【浸水する前にやればよかったこと】

・電気製品や食べ物を2階に避難させる。

・大切な物をプラスチックケースに保管。

・冷蔵庫の中身の処分する。

・長靴を買って枕元に置く。

カセットコンロを買っておく。

・土嚢や水嚢を積んでおく。

・車は高台に避難させる。

・水と食料の確保。

・虫よけスプレーの準備。

中でも、長靴を買って枕元に置いておくことが重要だと感じたそうです。

洪水が起きた時には、足元にどんなものが落ちているか分かりません。

万が一、釘や金属片で足に傷を負ってしまった場合、泥などの土壌に潜んでいる「破傷風菌」による感染症にかかってしまう危険性があります。

もし長靴がなければ、サンダルではなく靴を履いて長ズボンを着用し、素肌が露出しないように気を付けましょう。

浸水後の生活は…?

ころくさんは水が引いた後、家屋を片付ける際に蚊に苦しめられたそうです。

避難所で生活することになった場合にも、虫よけスプレーは必須ですね。

蚊に苦しめられたという、浸水後の生活についてはこのようにまとめています。

【浸水後の生活】

・水が引くまでは外に出られない。

・絶対に素肌に泥が触れないよう、長靴必須!

・しばらくは、避難所での生活。

・1か月間、ガス、電気、水道が使えない。

・スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどがすべて営業中止。

・現地の対策事務所で食べ物や掃除道具をもらいながら生活。

・お風呂は親戚の家か、入浴施設か自衛隊の入浴施設で入る。

・家の中の片付け、泥かき、消毒が大変。

浸水後の生活をひと言で表すと、『仕事を休んで肉体労働』なのだそうです。

浸水後の、後片付けの大変さが伝わってきます。

ころくさんの体験談を参考に、万が一に備えて早めに対策を行いたいものですね。

防災のため、準備すべき物は…? 改めてチェック!

「早めの対策を…!」と呼びかけられても、いざ準備しようとすると何から手を付けていいものか分からなくなってしまいますよね。

防災のために備えておくべき物について、改めてチェックしておきましょう。

災害にあう前に、これだけは準備を!


基本的な災害への備え

■災害時に備えた備蓄品の例

・飲料水 一人1日3リットルを目安に、3日分を用意

・食品  ご飯(アルファ米など一人5食分を用意)、ビスケット板チョコ乾パンなど、一人最低3日分の食料を備蓄しておきましょう。

・下着、衣類

トイレットペーパー、ティッシュペーパーなど

・マッチ、ろうそく

カセットこんろ

政府広報オンライン ーより引用

食料は、できれば1週間分の準備をしておくといいそうです。

また、断水や停電に備えて浴槽に水を溜めておくなど、飲料水以外の水の確保も忘れずに行ってください。

また、非常時に持ち出す物として、以下の物が挙げられています。

■非常持ち出し品の例

・飲料水

・食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)

・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)

・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)

ヘルメット、防災ずきん

・マスク

・軍手

懐中電灯

・衣類

・下着

・毛布、タオル

・携帯ラジオ、予備電池

使い捨てカイロ

・ウェットティッシュ

・洗面用具

・乳児のいる家庭はミルクや紙おむつ、ほ乳びんなども用意しておきましょう。

政府広報オンライン ーより引用

また、普段からコンタクトや眼鏡を使用している人は、コンタクトの洗浄液や眼鏡を忘れずに準備しておきたいですね。

ほかにも、災害にあう前に知っておきたい情報をご紹介しています。

この機会に、ぜひご覧ください。

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[文・構成/grape編集部]

出典
@koroku6_政府広報オンライン
※写真はイメージ