株式会社ログラス(以下、ログラス)が、次世代型経営管理クラウド「Loglass」の正式提供を開始した。あわせて、総額8,000万円の資金調達を実施したことも明らかになっている。

経営管理を効率化するサービス

「Loglass」は、企業が表計算ソフトを用いて行う予算策定などの経営管理業務を、クラウドによって効率化してくれるサービスだ。

経営管理側は各事業部や支店に向けて、表計算ソフト上にデータ入力フォーマットを自動発行できる。事業部や支店がそのフォーマットに入力を行うと、入力数値がクラウドに直接提出され、各種財務分析レポートが自動構築される仕組み。

これにより、単一データでミスなく全社の認識を統一することが可能になる。クローズドテストの段階では、さまざまな規模の企業から200件以上の問い合わせを受け、すでに東証一部上場企業を含む10社以上が有償で活用しているという。

総額8,000万円の資金調達を実施

また、日本政策金融公庫やALL STAR SAAS FUNDなどから資金を調達したことも発表。シードラウンドでの資金調達で、総額は8,000万円となっている。

ALL STAR SAAS FUNDは、シードグロースステージのSaaSスタートアップに対する投資・支援に特化したベンチャーキャピタルだ。「Recruitment」「Enablement」「Organization」の3つのポイントに重点を置き、ARR(年間経常収益)を成長させるためのサポートを行っている。

ログラスは今後、「Loglass」に取り込み可能なデータ属性の拡充や、分析機能の強化を図っていく。今秋には、取り込んだデータを外部のビジネスインテリジェンスツールに連携する機能の公開も予定。調達した資金は人員採用を中心に活用し、体制の拡大を行うとのことだ。

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(文・早川あさひ)