社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気プラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

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コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

 

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第19回スタート!

 

第19回 ヴァリアブルアクションキット 新世紀GPXサイバーフォーミュラ「スーパーアスラーダ01」、「ナイトセイバー005」、「イシュザーク」

TVシリーズやOVAなどの映像展開がない間も、数多くの立体物が断続的にリリースされている「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」。
そんな「サイバーフォーミュラ」に、メガハウスさんから組み立てキットが登場! その名も「ヴァリアブルアクションキット」シリーズ!

第1弾はTVシリーズより「スーパーアスラーダ01」、「ナイトセイバー005」、「イシュザーク」の3種がラインアップしています。

 

それぞれ2モードからの選択式となっています。

 

それでは、さっそく記念すべきナンバー001「スーパーアスラーダ01」から紹介!

 

ランナーは複数の色で構成されており、キャノピーやライト部分にはクリアパーツが採用されています。

 

このシリーズの特徴は、シャーシ部分が完成状態となっている点。

 

説明書と、細かい部分のカラーリングをフォローするシールが付属。

パーツ数も少ないので、各モードを選択して組み立てる状態まで一気に組み上げていきます。

 

スーパーアスラーダ01はサーキットモードと、そのブーストポッドUP状態の2種から選択することができます。ここまで組み立てたところで、どちらを組むか決めます。

 

サーキットモード。まだシールは貼っていませんが、この段階でかなり劇中のイメージに近い配色が再現されていますね。

 

迫力のブーストポッドも、絶妙なバランスの大きさ。

 

シャーシ裏面も設定に忠実なディテールが。フロントウイングの下面には、ラリーモード時に露出するライトのディテールも確認できます。

 

グランドエフェクトファンの外装には三角のくりぬきがあり、シャーシ部分との組み合わせで色分けの再現と立体感を演出。

 

シールを貼るとこのようになります。カーナンバーやノーズコーン後部の赤いライン、ヘッドライト、コクピット脇のスゴウマーク、ルーフのレーダーサテライト周辺の黒い部分がシールです。うん!一気に雰囲気が出ましたね!

 

よく見るとフロントウイングの切り欠きの中にはライトの造形も。シールのおかげもあり、フロントの基本的なカラーリングはほぼ再現されています。
あと、このアングルいいですね。

 

リアウイング側面にカーナンバーが入りました。

 

真正面から。アニメでも、この角度から高速で近づいてくるシーンをよく見ました。

 

スーパーアスラーダの真後ろからの姿って、とっても力強くてインパクトがあると思うんですよね。6連エグゾーストは、メタリック系の色に塗るとより一層イメージに近づきそうです。

 

真横から。フロントはシャープで後部はマッシブなのも、スーパーアスラーダのシルエットの特徴。変形をオミットしたおかげで、プロポーションの破綻はまったくありません。

 

ヘッドライトはシールでカラーリングを再現するのもアリですが、せっかくのクリアパーツなのでここはやはり塗装しておきたいところかな~と思うので、そちらは後ほど。

コクピット内も同サイズのミニカー並みの再現度。小さすぎることもあり、細かいところまでは再現できていませんが、このサイズのディスプレイモデルとしては、雰囲気十分です。

 

続いてブーストポッドUP。
先ほどと異なるのは車体後部の一部のみ。アニメでの力強い加速シーンを思い出します。

 

幅が増したことでより一層迫力の増した後部。

 

「ブースト・オン!」
シールを貼るとこのようになります。

 

ブーストポッドの中には網目の模様の入ったシールを貼ります。ただの黒いシールじゃないところがいいですね。

 

いや~~! あの印象的なエンジン音が聞こえてきそうです!!

 

もうほとんどジェット機ですよね! 本当に力強い姿だ!

 

続いて、ナンバー002「イシュザーク」。

 

カウルやメッサーウイングパーツが大胆に造形されています。こちらもシャーシは組み立て済み。

 

イシュザークはサーキットモードとブーストモードの選択式。

 

まずはサーキットモードのシールなしから。

……すみません、カーナンバーのシールだけ誤って貼ってしまいました……。

真っ白なイシュザークも美しいですね。

特徴的なホイールカバーは、とてもメカニカルな造形。そしてキャノピーとヘッドライトは、クリアパーツで再現されています。

 

メッサーウイングがデカイ! ダウンフォースローターやエグゾーストの形状もばっちり! TVアニメ放映時は、このサイズでのイシュザークのキットは発売されなかったのでとっても嬉しいです。

 

シャーシ底面もしっかり再現。

 

シールを貼ったサーキットモード。

赤いラインで一気に引き締まりました。ヘッドライトには黄色いシール、コクピット脇にはユニオンセイバーのマークのシールが貼り付けられています。

 

後部は、メッサーウイングの赤いラインとテールランプがシールで再現。

 

真横から。

サイバーフォーミュラきっての高級車(?)イシュザーク。気品のある美しいボディラインです。それにしてもメッサーウイング、大きいな~!

 

TVシリーズのマシンの特徴として、フォーミュラカー的なシルエットではないマシンの存在があげられると思うのですが、イシュザークもレーシングカー然としたスーパーアスラーダとは正反対なスタイルの面白いマシンですよね。

 

後ろからの姿は、「車」だとは思えないような独特なデザイン。

 

先ほども述べましたが、特徴的なホイールカバー。アニメを見ていても、どうやってタイヤ交換しているのかずっと疑問でした。今もいまいちわかっていません(笑)。

 

このあたりのパーツ構成もとても立体感がありますが、パーツ分割は最小限に抑えられています。

 

こちらもコクピットはここまで再現。雰囲気は十分!!

 

ブーストモードのシールなし(カーナンバーは見えないことにしてください!)

中央のブーストポッドは、ちゃんとサーキットモードのものとスケールを合わせてあるので、うっかり可変式なんじゃないかと勘違いしてしまいそうになります。

 

上から見ると、メッサーウイング断面の機械のディテールが細かく再現されているのがわかります。

 

TVでもブースト加速する際、このくらいの角度から見る機会が多かったですよね。

 

メッサーウイング!」
シールを貼りました。ブーストポッド周辺のシールが、特にすばらしい。

 

メッサーウイングは、メカ部分の模様が描きこまれたシールで再現。展開したブーストポッドもメカ部分をシールで再現。

 

やっぱりメッサーウイング展開時は上から見たいよね~~! トルネードバンクでのドックファイトなんかでは、スーパーアスラーダ、ファイヤースペリオンとブースト全開で突っ走ってましたからね!

 

正面から。

なんだろうこの風格。気品ありますよね。そしてその気品がよく表現されています。

 

そんな気品あるマシンが、円筒状のブーストポッドを背負うギャップもまた、イイ。

 

そして、シリーズナンバー003、「ナイトセイバー005」。

イシュザーク以前のユニオンセイバーのマシンです。TVシリーズ前半ではドライバーのナイト・シューマッハの技術もあり、圧倒的な速さを見せていました。

 

こちらもパーツ分割による色分けと、それをフォローするシールが付属。

 

ここまで組んだところで、サーキットモードとスプリントモードのどちらに組むかを選択します。

 

まずはサーキットモード。TVシリーズ初期のマシンの中では、最もフォーミュラマシンらしいシルエットをしています。
キャノピーやライトはやはりクリアパーツで再現。配色もこの時点でほとんど再現されています。

 

リアタイヤを覆うようなリアウイングが特徴的。

 

シャーシはモードによって前後の長さが異なるのですが、そこもちゃんと再現されています。

 

ほかの2台同様、コクピットもこのサイズなりにがんばって再現されています。

 

シールを貼ってサーキットモード完成。

フロントウイングなどのオレンジ色は、すべてシールで再現。そのほかフロント部分はカーナンバーがシール再現です。コクピットの後ろのインテークが、フォーミュラマシンっぽく見えるポイントでしょうか。

 

リアウイング側面にカーナンバーのシール。

 

コクピット脇にはユニオンセイバーのマーク。そしてサイドポッドにも「HPT-1」のシール。

こうやって見ると本当に速そう。

 

正面から見ると、さながらF1カーのようなシルエット。

 

リアのエグゾーストはシールで再現。後輪の存在感がまたF1カーっぽい気がします。

 

スプリントモード。

シャーシが前後に伸び、コクピット上のエアインテークを収納。リアウイングでリアタイヤを覆った高速走行モード。より車高が低く鋭い印象になっています。

 

後ろからの姿もコンパクトにまとまった感じ。

 

シールを貼ると情報量が増えてカッコイイ!

 

リアウイングでリアタイヤを覆うことで、乱気流の発生をやわらげているのかな。

 

サーキットモードとの大きな違いがあるのはこのあたり。選択式とはいえシャーシはちゃんと伸縮式になっています。

 

横から見ると前後の長さが伸びたことがわかります。特にサイドポッドの部分のメカ部分が少し露出している点が、非常に芸が細かい! 車高もすごく低いですね!

 

ブーツホルツの妨害からアスラーダを守る時も、このモードで突っ込んできました。

あのシーンも熱かった!!

 

ブーストこそ搭載していなかったようですが、ピタリア・ロペに「何者だ!? こいつ!」と言わせるほどの強さを見せていたので、印象に残っている人も多いことでしょう。OVAの「11」ではこのマシンの後継機も登場していたりしたので、ポテンシャルは高かったのでしょうね。

 

ユニオンセイバーのマシンが2台同時に劇中に登場することはありませんでしたが、ちょっとレースっぽい写真を撮ってみましょう!

 

シューマッハ「私についてこられるかな?」
ハヤト「修さん!!」
ランドル「おのれシューマッハ!」
各マシン、高速走行モードでの三連スリップストリーム

 

ハヤト「やったぞ! アスラーダ!」
アスラーダ「ハヤト、オーバースピードだ!」
シューマッハ「ふっ」

ランドル「いまだ!」
シューマッハを超えた風見ハヤトが見られるゾーンは……というのが描かれるのは、本当はもう少し先の作品ですね。ランドルも「11」ではシューマッハにやられてましたね~。

 

ランドル「どうだ! シューマッハ!」
シューマッハ「ほう。」
ハヤトランドル!?」
こんな風にがっちりシューマッハを抑えたかっただろうな~。

 

ハヤト「僕は・・・あなたを超えたい!!」
張り合うシューマッハランドルを後方から見守るハヤトサイバーフォーミュラって、後ろから見た姿も各マシンによって特徴があるのが面白いですよね。

 

スミ入れやヘッドライトのクリアイエロー塗装を施しつつ、どうやって飾ると素敵なのかを考えてみました。

 

スーパーアスラーダに関しては6連エグゾーストも塗装しました。

 

まずこんなディスプレイ。百円均一で見つけたコレクションケースですが、いかがでしょう。このまま展示しちゃうなら、クリアボンドなんかで固定してしまってもいいかもしれません。

 

ネームプレートはパッケージから切り出しました。

 

イシュザークも、ライトをクリアイエローで塗装。こっちのほうが透明感があってきれいでしょ? もう少し濃く塗り重ねてもよかったかな?

 

同じく百円均一で見つけたコレクションケース。今回は正方形の台に、斜めにディスプレイ。これはこれでアリですよね。

 

さらにアレンジして、台の上にタミヤさんの情景シート(アスファルト)を貼り付けて、白いビニールテープでグリッドを再現。こんなディスプレイもいかがでしょう。

 

ちなみに我が家では、同じくメガハウスさんのサイバーフォーミュラコレクションを、これまた百円均一で見つけた100円じゃないケースで、こんな風に展示しています。

 

メガハウスさんからはヴァリアブルアクションのほかにも、サイバーフォーミュラコレクション、ヴァリアブルアクションハイスペックといったサイバー関連アイテムが多数リリースされていますが、今回の「ヴァリアブルアクションキット」は加工や塗装のしやすい素材が使われていたり、手ごろな大きさだったりといろいろな楽しみ方が考えられそうですね。

お値段も税別で1,780円とお求めやすいので、モード別でそろえるためにまとめ買いしてもいいかも!?
今後のラインアップ、バリエーション展開も楽しみにしています!! 
まさに「おもしろさ、レッドゾーーーン!!」

 

泰勇気プロフィール>

声優。Netflix「ロック&キー」(タイラー役・吹替)、TOKYO MXBS11で毎週日曜24時から再放送中のアニメ「刀剣乱舞-花丸-」(宗三左文字、太郎太刀役)に出演。

泰勇気YouTubeチャンネル https://t.co/1NnOJV9Tts?amp=1

  

【商品情報】

■ヴァリアブルアクションキット「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」(スーパーアスラーダ01/ナイトセイバー005/イシュザーク)全3種

・価格:各1,958円(税込)

・商品構成:半完成無塗装組立キット

・商品素材:PS

・商品サイズ:全長約100mm(1/43スケール)

・販売ルート:全国のホビーショップ、量販店、オンラインショップ

※ 商品仕様等は予告なく変更になる場合があります。

※ 最新の情報はメガハウスの商品情報ページ「メガホビ」(https://www.megahobby.jp/)をご確認ください。

 

©SUNRISE



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作りやすさレッドゾーンの「ヴァリアブルアクションキット 新世紀GPXサイバーフォーミュラ」シリーズで遊んでみた!【泰勇気の週末プラモ 第19回】