チェルシーに所属するイタリア代表MFジョルジーニョが、同クラブでのプレーに集中していることを強調した。8日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在28歳のジョルジーニョは今シーズン公式戦38試合に出場し、7ゴール2アシストを記録するなどチェルシーの中心選手としてプレーしている。しかし、リーグ戦再開後の初戦を出場停止処分で欠場すると、その後もベンチ入りは果たしていたものの、出場機会は訪れず。

 7日に行われたクリスタル・パレス戦で80分から途中出場したものの、負傷で欠場したフランス代表MFエンゴロ・カンテの代わりにスタメンで起用されたのは19歳のU-21スコットランド代表MFビリーギルモアだった。

 ジョルジーニョにはユヴェントスを率いる恩師マウリツィオ・サッリ監督が関心を示していることが明らかとなっており、再開後序列が下がった同選手の移籍の可能性が報じられている。

 しかし、ジョルジーニョ本人は「チームが必要としてくれた時のために集中するだけだ。噂があることは知っているが、何も聞いてはいない。チェルシーでの今シーズンを良い形で終わらせることだけに集中しているし、チャンピオンズリーグの出場権を獲得したい」とチェルシーでの残り試合に集中していることを主張した。

 また、クリスタル・パレス戦で再開後初めてジョルジーニョを起用したフランク・ランパード監督は、「ビリーを起用したことが、ジョルジーニョの将来に何かあるという意味があるわけではない」と移籍が決まっているわけではないことを強調し、同選手を次のように称賛した。

「ボールを受けてパスを回すことでチームを落ち着かせるというジョルジーニョの影響力を見ることができた。彼にはそれができることがわかっていたし、これからも続けてくれると思う」

去就が注目されているジョルジーニョ(写真は今年2月のもの) [写真]=Getty Images