多くの映画音楽を生み出したエンニオ・モリコーネが先日、91歳で亡くなった。モリコーネを偲び、7月15日(水)の水曜映画館(毎週水曜夜5:58-7:55、BSテレ東)で映画「夕陽のガンマン」が放送されることがわかった。

【写真を見る】「夕日のガンマン」劇中カット!

■ 追悼エンニオ・モリコーネ、「夕日のガンマン」放送決定

500作以上の映画の音楽を手掛け、アカデミー賞も受賞した映画音楽の巨匠、モリコーネを偲んで、水曜映画館では7月15日(水)に「夕陽のガンマン」が放送される。

同作品はモリコーネが世界的に一躍有名になるきっかけとなったマカロニエスタン3部作の1つで、前年に製作された「荒野の用心棒」のテーマ曲「さすらいの口笛」は日本でも当時のヒットチャートに長らくランクインしていた。

■ 賞金首をめぐって衝突し合うガンマンたちを描いた、傑作マカロニウェスタン!

「夕陽のガンマン」は1965年に製作され、「荒野の用心棒」「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」のセルジオ・レオーネが監督を務めた。

劇中では“モンコ(片腕)”と呼ばれるせっかちな男(クリント・イーストウッド)と、“大佐”と呼ばれる冷静沈着な男(リー・バン・クリーフ)、2人の正反対なガンマンが衝突し合いながらも賞金首の強盗殺人犯を探し出すために協力していく様子が描かれている。

■ 久保一郎プロデューサーのコメント

マカロニエスタンはある世代には深く刺さったジャンルで、BSの視聴者にも一定の人気を獲得し続けていますが、「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」の三部作は、まさに別格。

セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演、エンニオ・モリコーネ音楽の黄金トリオが揃ってこそ得られた高みですが、最も欠かせないのはモリコーネのスコアでしょう。映画の好みは人それぞれでも、モリコーネの音楽を聴いた人は、確実に胸の奥に何かを共有したはず。

ニュー・シネマ・パラダイス」ほかジュゼッペ・トルナトーレ監督作品を彩った流麗なメロディ、否が応にもサスペンスを盛り上げた「アンタッチャブル」のメインテーマも忘れ難いですが、マエストロを偲ぶにはまずあの“口笛”を。「荒野の用心棒」に続いて大ヒットした「夕陽のガンマン」のテーマ曲を、今一度心に刻んでください。(ザテレビジョン

「夕日のガンマン」劇中カット