マンチェスター・ユナイテッドは9日、プレミアリーグ第34節でアストン・ビラと対戦し、アウェイで3-0で勝利した。

前節のボーンマス戦の大勝で、リーグ戦9試合無敗のユナイテッド。とりわけ攻撃陣はここ3試合で11得点と、コロナ明けからポグバやラッシュフォードら復帰組がその好調さに拍車をかけている。

その2人が先発したこの日も調子の良さは健在。25分に自陣でボールを奪われトレゼゲのシュートがポストに直撃するピンチに見舞われたが、総じて試合を支配するユナイテッドは27分、相手をゴール前に押し込む中で、マルシャルの横パスを受けたB・フェルナンデスマルセイユルーレットで躱しにかかったところをコンサに倒されPKを獲得。これを自ら沈めて、先制点をあげた。

その後もリズム良くゴールに迫るアウェイチームは、37分にグリーンウッドのドリブルシュートがGKレイナを強襲。45分には、マルシャルとのワンツーで抜け出したショーのクロスをB・フェルナンデスが頭で合わせたが、惜しくも枠を捉えられず

このまま前半終了かに思われたがアディショナルタイムの5分、カウンターから右サイドでボールを持ったグリーンウッドカットインし、中央のマルシャルへ預ける。マルシャルはシュート体勢に入るも、コースがないと判断しグリーンウッドに返却。すると、ボックス手前でボールを持ったグリーンウッドはそこから右足を一閃。ほぼ無回転の強烈なシュートがゴール右に突き刺さり、リードを広げて試合を折り返した。

後半も立ち上がりの49分にワン=ビサカのヘディングシュートがゴールを掠めるなど後半もペースを渡さないユナイテッド。ラッシュフォードのゴールをオフサイドでフイにしてしまったポグバは58分、右CKをボックス手前で受けると、ほんの数タッチから力の抜けたシュートをゴール右に流し込みあっさり追加点。らしい形で今季初ゴールを記録した。

厳しい展開となったアストン・ビラは一度に3枚替え。ユナイテッドも時間差で3枚の交代カードを切り、今回も
極上の活躍を披露したB・フェルナンデスを休ませた。

その後も主力を休ませる余裕を見せたユナイテッドは、アストン・ビラに付け入る隙を与えず試合をクローズ。アウェイで3点を奪い快勝を収めた。一方のアストン・ビラはいよいよ降格が現実味を帯びてきた。

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