9日、東京都新宿区が、新型コロナウイルスに感染した区民に対し、1人あたり10万円の見舞金を支給することが判明。この決定が物議を醸している。

 新宿区歌舞伎町を中心とした繁華街で新型コロナウイルス感染者が相次いでおり、区は生活支援を目的としてコロナ感染者に1人あたり10万円を支給する。新宿区感染者に通知を送り、郵送で申請を受け付ける方針だ。

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 「コロナ感染で10万円」という施策に、ネット上では「わざとコロナに感染する人間が出るのでは」「よくわからない。真面目に自粛生活している人や、職を失った人に支給するべきだ」「適当に遊んでコロナに感染しても、新宿区に住んでいれば10万円もらえる。おかしくないか」と疑問の声が相次ぐ。中には、「新宿に住んで遊びまくろうかな」というネットユーザーもいた。

 このニュースを聞いた元小説家百田尚樹氏は、自身のTwitterで「新宿ではコロナに感染すると10万円貰えるらしい。これって、『コロナにかかると儲かるよ』という施策?」と疑問の声を上げる。
 さらに、高須クリニック高須克弥院長も百田氏のツイートを引用し、「愚策だと思います」とバッサリ。作家でジャーナリストの門田隆将氏も「本日の東京の感染者は224人。私は新宿区民だが"10万円の見舞金"に恐怖を感じる。若者が『コロナに罹れば10万円もらえる』と夜の街に繰り出さないか。いわば"感染奨励金"。少なくとも感染者を減らす策ではない。世界最大の歓楽街歌舞伎町を抱える新宿区は何を考えているのか」と異論を唱えた。

 「理解に苦しむ」という声が多い「コロナで10万円支給」策。本当にこれでいいのか、考える必要がある。

記事の引用について
百田尚樹のTwitterより https://twitter.com/hyakutanaoki
高須克弥のTwitterより https://twitter.com/katsuyatakasu
門田隆将のTwitterより https://twitter.com/KadotaRyusho

百田尚樹氏