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東京都の新規コロナ感染者が過去最多の243人に達したというニュースと、観光分野のGo Toキャンペーンが22日からスタートするニュースがほぼ同時に流れる日本って凄い国だな》

7月22日水曜日以降の旅行から、まず旅行代金の割引きについて先行的に開始する」。7月10日、赤羽一嘉国土交通大臣(62)が会見でそう明言すると、ツイッター上では戸惑いと不安の声が続出した。

新型コロナウイルスのために落ち込んだ消費を喚起するために、政府が計画している「Go Toキャンペーン」の観光事業分野「Go Toトラベル」。当初8月上旬としていた開始目標を7月22日に前倒しした形になった。だが、東京都の新規感染者が9日には224人、10日には243人と2日連続で過去最多を更新し、小池百合子都知事(67)が「不要不急の他県への移動はご遠慮いただきたい」と都民に呼びかけている中の発表とあって、こんな疑問の声も出た。

《都知事は他県に行かないようにと言ってるけど… 都と国が足並み揃ってないなぁ。 方向性ちゃんと示してくれないと 困惑する》

政治家や有名人からも批判の声が続出。日本共産党志位和夫委員長(65)は政府の方針を以下のように苦言を呈した。

《東京で感染拡大のもと、「Go Toキャンペーン」をやるというのは、どう考えても間違いだ。政府がいま力をそそぐべきは、それじゃないでしょう》

また、登山家野口健氏(46)は地方の医療体制についてこう警告する。

《この状態で本当にGO TOキャンペーンをやるのでしょうか?「医療体制にまだ余裕がある」とはいうものの、それは都市部の話であり感染を地方に拡大させてしまえば話は別。それにまるで「医療体制が切迫するまでご自由にどうぞ」と感じさせてしまうこの流れは本当に正しいのか。》

クルーズ客船、ダイヤモンド・プリンセス号の窮状をYouTube上で“告発”した、感染症の専門家である神戸大学岩田健太郎教授(49)もこんな声を挙げた。

《差し当たり今関東旅行は避けた方がいいし東京の方は外旅行は行かない方がいいと思います。本当に》

有効性や安全性に疑問をもたれたアベノマスクの配布を強行し、国民から顰蹙を買った安倍政権は、今回も同じ轍を踏んでしまうのか。ツイッター上のこんな声を届けたい。

アベノマスクの時もだけど、決めたスケジュールを変更しないのがかっこいいわけではない! 時には中止する英断できるのがトップだ!!》