女優の浜辺美波と福本莉子がダブルヒロインを務め、俳優の北村匠海が共演する映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の実写版より、三木孝浩監督がOfficial髭男dismによる主題歌「115万キロのフィルム」にのせて本編映像を特別編集した映像が解禁となった。

【写真】見つめ合う浜辺美波&北村匠海『思い、思われ、ふり、ふられ』青春感満載の場面写真

 咲坂伊緒の同名漫画を映画化する本作は、4人の高校生の男女の切なくすれ違う恋模様を描く青春ラブストーリー。実写版のほかアニメ版も製作される。浜辺と北村の映画での共演は『君の膵臓をたべたい』(2017)以来。三木監督は『アオハライド』以来の咲坂作品のメガホンとなる。

 偶然出会ったタイプの全く違う山本朱里(浜辺)と市原由奈(福本)、朱里の義理の弟の山本理央(北村)と由奈の幼なじみの乾和臣(赤楚衛二)は、同じマンションに住み、同じ学校に通う高校1年生。理央に憧れる由奈、朱里に言えない思いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていく―。

 主題歌特別映像は、浜辺が演じた朱里verのほか、理央ver、由奈ver、和臣verも製作されており、順次解禁されていく予定。今回解禁された朱里verは、「みんなが幸せになる方法があればいい。いつだってその為の選択をしてる」と自分のことを後回しにしがちな朱里らしい言葉と共に、理央との複雑な関係や由奈との友情、和臣への気持ちの戸惑いが、彼女の視点で切なくも美しく描かれている。それをヒゲダン珠玉のラブソング「115万キロのフィルム」が優しく包み込み、彩りと深みが増す映像となっている。ラストには浜辺からの「この映画で少しでも皆さんに元気を与えられますように」という直筆のメッセージが。

 浜辺は「朱里の送った青春の日々が、感情豊かに詰め込まれていて、自分が演じた日々でもありますが、なんだか眩しく感じました。朱里の心情に寄り添ってくれている素敵な映像をたくさんの方にみていただきたいです」とコメントしている。

 三木監督も特別映像について「『115万キロのフィルム』は聴く人それぞれの人生に光を当ててくれる素敵な曲で、それならばキャラクターごとの『115万キロのフィルム』を作ってみよう! と盛り上がり、今回の特別映像を編集しました。本作のキャラクター達と同じように、青春まっただ中なみなさんの日々にもそれぞれに特別な輝きがあってそれらを一コマ一コマ繋げたら、きっと素敵な『115万キロのフィルム』になるんだろうなぁとワクワクしています」と語っている。

 実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は8月14日より全国公開。

映画『思い、思われ、ふり、ふられ』メインビジュアル (C)2020 映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社