現在、第2波も懸念されているコロナ禍ウィズコロナ時代の今、プロが実際に買って良かったと感じたのはいったいどんなアイテムだろうか。モノアドバイザーの堀口英剛氏に話を伺った。

◆外出前提の持ち運びやすさは買い物で意識しなくなった

 堀口氏はモノ作りのプロ、ドリップ代表取締役社長であり、モノメディアmonograph」編集長としてYouTubeでもモノ選びに纏わる情報発信も行うなど、幅広い活躍をみせている”モノ選びのプロ”である。そんな彼もコロナ禍での自粛中、モノの選び方に大きな変化が生まれたそうだ。

「これまでは外出前提でコンパクトなものや持ち運びやすいものを意識して選んでいましたが、外出が減ったために家の中だけで楽しめるものを一時的に増やしていくことになりました。まず服や靴を買わなくなり、その代わりに家のイスなど自宅での生活を快適にするためのグッズの割合がどんどん増えていきましたね。特にリモートワークに便利なグッズは大いに役立っています」

※価格は7月2日時点の実勢価格(税込み)です。

◆1位:LG ワイドモニター「34WL75C-B」

●LG「34WL75C-B」¥74,690

 堀口氏が買って良かったモノとして最初に挙げたのはLGのワイドモニター。臨場感あふれる高解像度の曲面型ウルトラワイドモニターだ。

「『34WL75C-B』はリモート会議中にも画面の余白で調べものができ、仕事効率のアップに有効でした。さらにカープしたディスプレイの効果により視線の移動が楽で首が疲れづらくなっているのもポイントですね。YouTubeの番組でも紹介したところ、非常に大きな反響がありました」

◆2位:NUARL ワイヤレスイヤホン「N6 Pro

●NUARL「N6 Pro」¥19,800

 リモート会議には欠かせないNUARLのワイヤレスイヤホン「N6 Pro」も購入して良かったアイテムのひとつ。

「『N6 Pro』は最高レベルの性能を誇る完全ワイヤレスイヤホンです。音質がよく、充電ケースと組み合わせると最大55時間使用できるので長時間のリモート会議にも最適。1日中会議が続いても、電池切れすることなく会議を乗り切れます」

◆3位:FLEXISPOTのスマートデスク「FLEXISPOT電動式デスクE1(EN1)」

●FLEXISPOT「電動式デスクE1(EN1)脚(天板別売り)」¥33,100

 さらにFLEXISPOTのスマートデスクも作業の効率化を図るためにもお勧めだという。

「集中力を高めるには作業中の姿勢を変えることはとても有効です。『FLEXISPOT電動式デスクE1(EN1)』は自由自在な昇降が可能なスマートデスク。座りでも立位でも作業がしやすいですね。座りっぱなしをさけるために30分に一度、立ちと座りを替えています。操作もボタン一つで簡単だし、同一姿勢防止のアラーム機能も付いているのも嬉しいところです」

◆4位:ミニバランスボールVivola」、5位:生配信機材「ATEM mini

●山崎実業「Vivora LUNO CHENILLE 802」¥11,000
Blackmagic Design「ATEM Mini」¥39,578

 4位のミニバランスボールVivola」は、スマートデスクと同様に長時間のデスクワークで姿勢が悪くなるのを防いでくれる。

「取手がついているので、持ち運びやすいですし、インテリアを邪魔しないシンプルデザインも魅力です。常に正しい姿勢をキープできる上に、作業中も眠くならないのがいいですね」

 また、5位に堀口氏が選んだのは生配信機材「ATEM mini」。YouTuberでもない一般人にはいらないのでは?とも思えてしまうが……

「必要とする人は選ぶかもしれませんが、生配信だけでなく、Zoom会議に人気のアイテムです。複数台のカメラと繋げられるので、手元用のカメラを設置すれば、スイッチャーとして使えます。デザイン系など手元資料を映しながら会議したい人にオススメです」

Zoom中の背景演出に今後は需要が高まるのでは

 これから先も様々な業種でリモートワークが続く気配がある。それゆえ、堀口氏は会議中の自宅の背景を演出するモノにも需要が高まるのではと予想している。

「今後はリアルな場所よりもネットの比重が重くなるんじゃないかと思います。画面の中に移る背景に注目が集まるせいか、Zoomなどのリモート会議用の部屋を借りたり模様替えしたりする人も増えてきてますからね。年配のおじさんリングライトを使ってるなんて話も聞きますよ。アパレル関係もパンツ系は伸び悩んでいるのですが、PCカメラに映るトップスやルームウェアは売れているらしいですから」

 四角い画面の中をいかに自分らしく演出できるかに関心が高まりつつある現在。リモート会議に関連したグッズは、今後は増えていきそうだ。さらに、堀口氏は語る。

「今後の買い物事情については変わっていかざるを得ないでしょうね。家にいる時間が圧倒的に増えるため、その“モノ”が室内で使えるかどうかが売れる、売れないの大きな分かれ目になるのではと考えています」

 現状の生活を鑑みると、この傾向は来年以降も続いていきそうだ。

【堀口英剛氏プロフィール
モノメディアmonograph」編集長。 Yahoo! JAPANから独立後、ドリップ社長に。著書に『人生を変えるモノ選びのルール 思考と暮らしをシンプルに』(ポプラ社)がある。Twitter:@infoNumber333

<文・取材/もちづき千代子>

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