リバプールバイエルンスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(29)の獲得に動く可能性は低い模様だ。『ESPN』が報じている。

バイエルンとの契約が残り1年を切っているチアゴ。クラブは契約延長を望んでいるものの、交渉は暗礁に乗り上げており、バイエルンの最高経営責任者(CEO)を務めるカール=ハインツ・ルンメニゲ氏は「キャリアの終盤に入るにあたって、新しい何かに挑戦したがっているようだ」とコメントしていた。


そういった中、移籍先の有力候補に挙がるリバプールでは、ユルゲン・クロップ監督が同選手に関して言及。「チアゴは大好きな選手だ。ただ、同じように私は他にも色々な選手が大好きだ。彼について言えることはそれが全てだ」と、獲得の可否に関して言及していないものの、好印象を抱いていることを認めていた。

しかし、今夏の移籍市場に向けて、チェルシー移籍が決定したドイツ代表FWティモ・ヴェルナー、レバークーゼンドイツ代表MFカイ・ハフェルツといった獲得候補に対して慎重な動きを見せているリバプールは、3000万ポンド(約40億4000万円)と見積もられる移籍金を支払ってまで、チアゴ獲得にこだわることはないという。

また、基本的には今夏の優先事項はプレミアリーグ制覇を成し遂げたスカッドを保つことにあり、補強は若手有望株あるいは主力が抜かれた場合に限る見込みだ。

さらに、クロップ監督は来季加入3年目となるギニア代表MFナビ・ケイタ、今季台頭したU-19イングランド代表MFカーティス・ジョーンズにより多くのチャンスを与えることを考えているようだ。
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