仕事でもっと成果を上げたい。コミュニケーション能力をつけたい。
それを叶えるための方法の一つに「人の心を動かす話し方を身につける」ということがあげられる。

『人の心を動かす話し方』(廣済堂出版刊)の著者である和田裕美氏は、外資系教育会社でのフルコミッション営業で成約率98%、世界142か国中No.2の成績を収め、20代で女性初の支店長になり、営業時代の年収は7000万円だったという。
なぜこれほどの成果を残すことができたかというと、「人の心の動かす話し方」を身につけていたからだ。

本書では、引っ込み思案でコミュ力に自信のない人たちのために、「心」を動かす話し方に本当に必要なものを紹介する。

■相手と距離を縮める話し方 3つのテクニックとは

自分の言葉を相手の心に伝えるには、相手から嫌われないことが大事。そこで、より相手との距離を縮めるための話し方が必要になる。
そのために和田氏が挙げている3つのテクニック「雑談力」「聞き上手になること」「マイナス自己開示」だ。

1つ目の「雑談力」は、本題に入る前の会話のウォーミングアップとなる。
無駄のない会話だけでは人との距離は縮められない。なので、雑談は「意味ナシ、落ちナシ、結論ナシ」の「3ナシ」が基本だと和田氏。あまり考えないほうがいいのだ。

だが、雑談をするのは難しいという人もいるだろう。
そこで、雑談がスムーズにできるようになるために、取り入れたいのが「今ここトーク」と「情報収集トーク」だ。
「今ここトーク」とは、「今ここ」にある話題を見つけてとにかく話すこと。もうひとつの「情報収集トーク」とは、相手の情報をSNSなどであらかじめ仕入れておいて、その話題を振る方法だ。どちらも上手く活用したい。

2つ目の「聞き上手になること」は、「聞いて、聞いて、聞いて、話す」という「3対1の法則」を使う。相手の話が自分の3倍モードリズムを自分の中でつくり、話を聞いていくのだ。

そして最後。自分の話をするときは「欠点」から話す「マイナス自己開示」から入ると好感度が上がるという。ただ、ここで大切なのは、欠点を笑いに変えること。マイナス自己開示は、ポジティブな笑いがあってこそ魅力的にうつる。
自分の欠点が言えるというのは、その人が相手に対して心を開いている証拠になる。相手も親近感が湧き、距離も縮まるという。

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相手との距離を縮めるのは、会話のテクニックだけでは上手くいかないだろう。相手が何を求めているのか。それを知るためには、まずその相手に興味を持つことが大前提になる。そういったことも含め、本書から「人の心を動かす話し方」を身につけてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

『人の心を動かす話し方』(廣済堂出版刊)