プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント1回戦、チーム三浦とチーム広瀬が7月11日に行われ、第6局でチーム広瀬・広瀬章人八段(33)が、チーム三浦・高野智史五段(26)に勝利した。負ければチームが土壇場に追い込まれるところを、予選からの強さを継続、無敗での個人連勝を「6」に伸ばし、視聴者を興奮の渦へといざなった。

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 慌てる様子もないところが、凄みをさらに増している。予選から藤井聡太七段(17)鈴木大介九段(46)にそれぞれ2連勝、個人4連勝でチームを決勝トーナメントに導いたリーダーだが、この日は第2局で新鋭・本田奎五段(23)に勝利。さらに本局でも昨期の新人王・高野五段に勝利と、若手・ベテラン関係なく、次々と強敵と思われた棋士を落ち着いた様子で倒していった。

 本局は、公式戦でも多数指されている角換わりからの出だし。「こちらの方が指し手がわかりやすい展開になったかなと思います」と振り返るように、受けに定評のある高野五段に対して、隙を見せない攻めを徹底。解説した藤森哲也五段(33)も「強すぎる」と繰り返すほかなかった。

 視聴者からも「広瀬最強伝説」「無敵だ」「圧倒的リーダー力」と、そのあきれるほどの強さに対して、次々とコメントが集まった。当の本人はさほど得意とは言えないという早指しでの抜きん出た強さは、どこまで連勝につながるのか。

◆第3回AbemaTVトーナメント

 持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで対局。全12チームが4つの予選リーグに分かれて戦い、各リーグ上位2位までが予選通過。決勝トーナメントは5本先取の9本勝負で行われ、勝ち越しが決定した時点で終了する。1チームは3人で、各棋士は1試合につき最低1局、最大3局の範囲で指す必要がある。対局者は各対局前に決定する。優勝賞金1000万円。

◆決勝トーナメント進出チーム

 チーム渡辺、チーム永瀬、チーム康光、チーム三浦、チーム久保、チーム天彦、チーム広瀬、チーム糸谷
ABEMA/将棋チャンネルより)
超速将棋で“最強伝説”広瀬章人八段、無傷の個人連勝「6」に 視聴者も「無敵だ」と興奮/将棋・AbemaTVトーナメント