自分で整形する女性

自分でヒアルロン酸注入する女性 image credit:_just__queen_/Instagram

 自分の望む「美」を手に入れるには、美容整形という手段がある。プチ整形という注射だけのお手軽なものから、がっつりと骨を削ったりする外科的大掛かりな手術もあるが、一度どこかをいじると、更なる変化を求めて何度も繰り返してしまうケースも多い。

 ウクライナに住む女性は、理想の顔を作り上げるため、自分自身で頬や唇にフィラー注入(ヒアルロン酸注射)をする“DIY整形”を繰り返している。

 彼女の頬骨は、今や顔の輪郭から大きく突き出した独特の形をしており、唇も太く腫れぼったく、一般的な美とはまた別の方向性にある。

 だが、彼女はこれからもDIY整形を止めるつもりはなく「まったく後悔していない」と話しており、インスタグラムでその姿をシェアしている。

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ヒアルロン酸注射を自分で頬骨と唇に繰り返す女性

 ウクライナの首都キエフに住むアナスタシア・ポクレシュチャックさん(31歳)は、現在インスタグラムで161000人のフォロワーを抱える、いわゆる“インスタモデル”だ。


 シェアされている写真を見ると、アナスタシアさんの独特な顔の造形が際立っている。ナチュラル路線でないことは間違いない。

 実は、アナスタシアさんは自身が望む外観を実現するために、ヒアルロン酸注射を自身で繰り返しているのだ。その結果、厚い唇とはみ出た頬骨の輪郭となった。

■左側が整形前、右側が整形後


 アナスタシアさんは、医師がするように器具をきちんと滅菌して、オンラインのチュートリアル動画を見ながらしていると話している。

 ヒアルロン酸は12か月程度(個人差あり)で吸収されてしまうので、定期的に注入を繰り返す必要がある。

 また、吸収の過程で造形が崩れてデコボコになっていくので、ヒアルロン酸を分解する薬剤(ヒアルロニダーゼ)を注入して、いったん元に戻してから、新たにヒアルロン酸を注入をするといった過程も本来ならば必要だ。


 これまでに使った費用は、日本円にして215,000円ほどだそうだが、専門家に頼ればおそらくもっと高くつくはずであり、結果も違ったものになっていたことだろう。しかし、アナスタシアさんは、自分で作りあげた容姿にとても満足しているようだ。

 イギリスの民放テレビ番組『This Morning』に出演したアナスタシアさんは、DIY整形に至った経緯をこのように話している。


The Woman Addicted To Fillers Who Admits She Has 'No Plans' To Stop | This Morning

私は、昔の自分が大嫌いでした。声も、容姿も何もかも全て。母は、私には自然の美しさがあると言ってくれていましたが、私自身は鼻が大きすぎると思っていたし、とにかく不細工で灰色のネズミのようだと思っていました。

でも、オンライン動画で医師がしているヒアルロン酸注射の仕方を学んで、自分でして以来、この唇も頬骨もとても気に入っています。

今の方が、エキゾチックな容姿だし、友達も誉めてくれています。今の自分に満足しています。

DIY整形へのリスクを専門家から警告されるも「後悔はしていない」

 アナスタシアさんが出演したThis Morningでは、整形外科医アレックス・カリディス医師も参加し、DIY整形へのリスクを次のように警告した。

美容整形には、高度なスキルと専門知識が必要です。プロの医師がしても、時に合併症などを引き起こしたりして、リスクはつきものです。自分でするとなると、余計にリスクが高くなり、危険です。

 しかし、アナスタシアさんはこのように主張した。

私は、自分が晒しているリスクを認識しています。心配にはなりますが、自分ですることが大好きだし、ちゃんと動画で医師に学びながらやっています。


 また、誰もが自分の美への執着を理解しているわけではないことも認識していると話すアナスタシアさん。

母親は、今では私をクレイジーだとしか思っていません。でも、私の今の外観は自分の自信を高めてくれています。それに、ロマンチックな生活にプラスの影響を与える結果にもなりました。

要は、本人が幸せと思うことが大切なんじゃないでしょうか。



 現在、インスタグラムからの収入で生活しているアナスタシアさんは、今後もDIY整形を止めるつもりはないと宣言し、豊胸手術への興味も示しており、これまでの整形には「後悔などしていません」と断言している。

written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52292614.html
 

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